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[2006竹富島レポート]

永年の憧れの地、沖縄。
といってもなぜか本島はすっとばし、離島「竹富島」へ。
初のひとり旅でもあった、4泊5日の完全レポートよろしゅう。

8/31(木)
1日ずれて9/1出発となると航空券は1万くらい安くなるのだが、ギリギリでとったのでなかなか希望通り行かず、8/31出発である。
竹富への行き方だが、直行便があれば羽田から石垣、でもとれなかったので羽田から那覇を経由し、乗り継いで石垣へ。そこから高速船で10分である。
6:00には家出たかな。
小田急→井の頭→JR→京急と乗り継ぎ、羽田へ。
ANAなんだけど、席ってATMみたいな機械で出来るのな。
しらなんだ。これは便利。いちいちカウンターでどのへんがいい、って説明面倒だし。
沖縄(那覇)便と石垣便両方の席を確保。
基本後ろが好きなのである。
機内で早速、この旅のために用意した本を開く。
まずは「あなたは絶対!運がいい/浅見帆帆子著」である。
「すがる」じゃないが、プラス全開で行きたいのでこういう選択かなと思った次第である。
で、この本、あるマイミクの女の子が読んだレビューをきっかけに読んでみたかった本であるが、まさにこの旅のオープニングにふさわしい本であった。
本レポートでも幾度と帆帆子に感謝してるんでお見逃しなく。
ちなみに、ご期待に添えず申し訳ない限りだが、怪しい類のそれではない(と思う)。
1冊目と2冊目の順序を間違えていたら、かなり気分的には変わってしまっていたことだろう。

沖縄で乗り継ぎし、


石垣行き便より。否が応でも気分高まっちゃうでしょー。
-Sony T10-

石垣空港。ぬるくて、ええ塩梅です。
-Sony T10-

石垣着14:00。
ちなみに石垣はおろか、沖縄自体人生初である。
おまけに一人旅ってのも初である。

今回の旅の目的地、竹富島へは石垣から船で10分あまりの距離。
船は夕方まで30分おきに出てるんで急ぐ必要もない。
空港から離島桟橋のある市街地へタクシー。
タクシーの初乗りは390円!!
市街地までは800円くらいである。
タクシーの運ちゃんと話したところ、「のんびりするなら竹富はいいね。あと、黒島なんかもいいよ」、とのこと。
市街地をブラブラするも、描いていた沖縄とはちょいと違う、いまいち乗り切れない感触に若干のとまどい。
これ栄えてるんだろうか....?

730(ななさんまる)交差点


意外に気づかなかったこの目印。
-Vodafone 702NK-

さて、この730交差点、今から30年近く前の1978年7/30の歴史的な日にちなんだ名称である。
分かる人、挙手よろしく。



















<答え>
戦後アメリカ統治下におかれていた沖縄が日本本土復帰(こっちは1972年だが)に伴って、右側通行だったのが、左側通行になった、まさにその日が1978/7/30だということで。
勉強になるね。
オレもガイドブックで知ったんで偉そうなこと言えんけど。

竹富にコンビニなぞないので、HOT SPARで日焼け止めを購入。
歩いて歩いて、昼メシ先を探す。
あまり情報の持ち合わせがないので(石垣自体はノーマークだった!)、すくっと入る。
八重山そば定食800円(コーヒー付き)


ボリュームいっぱい。いきなり腹いっぱいっす。
-Sony T10-

時間が2時すぎってのもあるのか、客1人である。
この旅がなかったら買うことはなかったであろうデジカメ(SONY CyberShot T10)が早速フル操業体制へ入る。
思うんだが、デジカメにメール機能欲しいよな(そういう機能を随分前から持っている機種は知っているが)。
これがないんで、携帯の写メも同時進行操業体制を強いられる。
何もしない旅のはずなのに、いきなり忙しなかったりする(笑)

船の片道切符(今にして思うとなぜ往復買ってないのか不明)580円を購入時、預けていたスーツケースを持ち、船に乗り込む15:30.
時間によって乗る船も違うのだが、1F(水面)、2Fのようになっていて、皆1Fに乗ったが、2FもOKってことなんで、2Fに。ここから8mmの出番である。
10分では酔いたくても酔えず、港着15:45


10分って言ってもやっぱり泳げる距離じゃないっす。
-Sony T10-

民宿に連絡すれば、送迎車が来てくれるみたいだが、集落まで歩いても20分だったので、島を知るためにもまずは歩くことにしていた。


港を背にぐんぐん歩く。
-Vodafone 702NK-

集落に入った。
-Vodafone 702NK-

しかし、意外に結構汗だくになることとなる。

宿は「松竹荘」(まつたけそうと読む)というところである。


ブーゲンビリアのアーチが迎えてくれる。
-Sony T10-

松竹荘の屋根のシーサー。右の人なつっこいのは割と最近のもの。左は昔ので強面(でも価値高し)
-Sony T10-

着くやいなや庭に座っていた宿泊客の女性に「歩いてきたんですか??」と言われる。
かあさん(ネットで見るとオバァと読んでたり、いろいろありますが、面倒なんでかあさん、とうさんつー記述で)が冷たいお茶と黒糖を出してくれる。
お茶一杯でさすがに黒糖(何粒あったか?)全部食いきれず、とはいえ、残したくないんでどこかに避難避難とか考えていたが、縁側に置いて出かけたら、下げられてた。しまった!

汗だくなんで着替えたんだが、ここで時計を外し、島を出るまで時計はしないと なんとなく決める。
前から決めていたことではないが、なんかちょいと儀式チック。
メシ時間とかあるんで、正確には時間をまったく気にしないわけにはいかないが、そこは携帯に担当になってもらった。

庭に月下美人という花があるのだが、これは年に1回、1日、しかも夜にしか咲かない花で、ちょうど昨夜咲いたとかあさんに聞く。
とうさんに勧められ、月下美人の花を食う。
食うのか!!??(笑)
噛むと粘りけが出てきて「xxxみたいやろう」と言われて納得したが、そのxxxが思い出せない。


ちなみにこれは隣の民家。
-Canon EOS55-

すでに夕方といってもいいが、せっかくなんで探索しようと思っていたら、とうさん、かあさんが「キタミサシ(キ)」がいいと勧めてくれた。
まるでノーマークな地名にとまどったが、道を聞いた(100%理解できず、勘に頼ることにした)
自転車は外行けばレンタルあるが、民宿のだと500円安いみたい(1日1000円)なんだけど、明日にならないとあかないってんで、時間も時間だし、歩いていくことにする。


ミサシへの道。地図不携帯。
-Sony T10-

しかし歩くと結構あるんだ、これが。
しかも道で見る看板には「美崎海岸」とあり、ミシャシとふりがなふってあったり、 呼び方が統一されていなかったりする。
たどり着いたミサシは岩剥き出しの「ナンダコレ」世界を醸し出していた。


泳ぐとこ!?
-Vodafone 702NK-

泳ぎようがないぞ....(海パンではないので、今日泳ぐつもりはなかったが)
僕以外に先客が1組だけいて、辛うじて無人島でないことを確信する(さっき会っとるやん)。
まず、右も左も分からないので延々、浜(岩?)を左回りに歩いてみる。
文字通り延々になっていき、右は海、左はジャングル、という様相で、 人はいないし、ここで倒れたら結構見つかんねーぞ、とか思う。
なんせ用意不周到だった僕は水分1滴たりとも持参しておらず、 まるでアメリカの人気テレビドラマ「LOST」の世界を垣間見た気がした。
とにかくのどがカラカラである。
引き返すべきか?進むべきか?

進む。


食えるのかこれ?とか思いながらやはり進む。
-Vodafone 702NK-

やっと左に抜ける道風な空間を発見し、その後、道へ到達する。
来る前にネットで情報収集していて、「竹の子」という店は知ってたのだが、 その竹の子を発見!!!
やっと、水分にありつける!!!
と思ったら16:00 close....
オーマイガッ!!!!!

水分補給の旅はその後「パーラーぱいぬ島」を発見する17:00付近まで続く。
18:00からごはんだからね、とかあさんに言われていたのだが、 ここでは、氷あずき(300円)とマンゴージュース(400円)をゲット。
店の人に「え?1人で..2つ?」と。
いや、あれもこれも体験しとかな!ってちょいと舞い上がってたかも(笑)


大型扇風機が回ってて気持ちいいのだ。
-Sony T10-

基本セルフサービスである。
-Sony T10-

ジュースはマンゴーフレーバー満載だったが、少々甘い。いや、結構甘い!(笑)
氷は底にでかい豆と白玉が隠れており、最終の詰めでオレの胃のキャパはメーターを振り切りそうになる。
1時間後にメシなのに、意外に氷は腹を満たすんだと勉強する。
いや、でかい豆がデンジャラスだったかも。
これ以上食ったらまじやばい、と後ろ髪引かれながら豆を残す。
ゴメンよ、うまかったんだけど!

宿への帰り道、白髪のおやじに

地元の方ですか?

ときかれる。
そんなとけ込んでないはずですが.....着いて2時間とかしか経ってないし..(笑)

18:00夕メシ
母屋で一同会する畳の部屋でである。
宿は2-3軒離れた先にある若干割り増しの別館(こっちは各部屋にシャワー、トイレがあるらしい)と母屋の二部構成だが、ごはんだけは皆ここに集う。
あまり人と接したくない場合は別館でもいいだろうが、でもどうだろ、そうであれば民宿自体もつらいかも。
ま、とにかく僕は母屋を選択した。


こんな感じである。
-Sony T10-

ゴーヤと魚(不明)の天ぷら、オレンジ、ジーマミー豆腐、赤いごはん、もずくのような酢の物、赤身の刺身、お吸い物(魚入り)これが一番うまかった。

この日はちょうど竹富小中学校で三線(さんしん)ライブ「新良 幸人 with サンデー」(すいません、今の今まで存じあげなかったもので)があることが張り紙で知らされていたが、何よりまずは夕陽と満天の星空に関心が高まっていたので、西桟橋へ行く。

正確には行ってない気がしてきた。--> というかこの日西桟橋には行ってません。

一応ライブが気になり、小中学校まで行ったのは覚えあり。
で、外からも音は聞こえるんだけど、小雨がぱらついてきてて、その関係か「体育館に移動しまーす!セットアップに25分くらい下さい!」って言ってるんで、 「屋外だったら見たかったかも」とトボトボ家路についた。

戻ってきたら隣の部屋のカップルに「飲みません?」と誘われ、庭のテーブルで飲む(このときまだ気づいてなかったが、奥の中庭にテーブルがあり、そっちがゆんたく(沖縄方言で「おしゃべり」を意味し、民宿によるが、宿泊客や民宿の人が集まって飲み会になるケースがあり、それを総称してゆんたくと呼ぶのが一般的な気がする)のメインステージらしい)。
彼ら(カップル)は前日石垣で泊まって、ホテルのプライベートビーチで夜裸でプカプカしながら、流れ星なんぞ楽しんだという。
ひーー!なんて素晴らしいんだ!!!
負けちゃおれんぞ!オレも脱ぐ!(ちゃう)
で、つまみ類もたくさん持っていて、泡盛(初)をごちそうに。
それ以前にOrionビールを1缶いってました。
すると、間もなくそのライブを見てきた、宿泊客(母娘)が戻ってきて、娘さんも 合流して4人で飲むことに。
娘さんは千葉の人で、前日の西表(だっけかな)で楽しんできた話を翌日西表に行く カップルが、がしがし聞いてました。
娘さんの職業はPAさんで、ライブ中もマイクとか、セッティングとか気になってたらしい(笑)
で、明日は石垣らしい。
ライブの方は1500円だったが、どうやら東京だと6000円はくだらない料金でやっているらしい。
生の三線、きいとくべきだったかなあ。
ま、選択は間違ってない!(帆帆子本効果)

そうそう、宿を出て数十メートルの地点で蛍を発見し、みんなで見た。
1匹だったけど、確かに青白い光を点滅させていた。
おおお、蛍だよー。

いい時間になってきたんでお開きに。
携帯のアンテナが場所によって、極端に入ったり、入らなかったり。
入らないところがほとんどだが。
で、ちょっとだけミクシ。

23:30頃就寝。
静かです。
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