My Hawaii Notes 1998|09|19-24

出発前日。
さてそろそろ準備すっか。
と一段落してスクール水着がないことに気づく。
スクールはとれ。
かれこれ30分は探しただろうか、まさかと思いきや 入ったスポーツクラブに置き忘れたか?が浮上。
しかし一度もプールにゃ入ってないのだが。
電話。
「9/2の忘れ物で当該製品あります」コメントをちょうだいする。
アホか。なに16日たって気づいとんじゃい。
しかもプール入ってないっての。
出発当日、とりにいくはめに...........いつもながら用意周到なボクであった。

9/19(土)日本

新宿-品川-京急で羽田-バスで国際線ターミナル
モノレールはいやじゃ。
現在、19:00
フライトまで残り35分付近(すでに日記をつけてるオレってなにか間違っていませんか!?)
バスの中から見える東京湾と黄昏ゆく空を見上げながら「あぁ、この空をゆくのか」と初めて飛行機を実感する。
そうなのだ、ボクにとって今回の旅は初飛行機、初外国なのだ。
赤い手帳もとったし、プラスチックのカード(人はクレジットカードとも呼ぶ)もゲットしたぜ、ベイビー待ってな。
ボデーチェック。
いきなりブザー。
オレのボデエの左サイドにじゃらじゃらするものが...
おっと単なるカギであった。
まるでビギナーやんか。
結局ポーチも外せ命令発令、中をくまなく調べられること8秒。きゃっ。
........しかしとにもかくにも禁煙なのだ。
スコットと話をする。
「楽しみだ!」って英語でなんやねん?
ときくと「エンスージィアスティック」というメリーポピンズ顔負けの呪文を教わる。
しかも彼ったらPC持参でなんて素敵なオタッキー。あなどれぬ。
さて、乗り込みの列のほぼ最後尾で、乗車券(?)がないことに気づく。
皆先を行ってしまう。
冷や汗どぼどぼ。
着く前に汗っかき。
見つかったので、乗ったわけだがホントに焦った。
ビギナーはこれだから一緒に行動したくない、というか団体行動にどうしてこうもフィットしないのか、我ながら疑問符総出演。

機内。
窓側じゃないと暗いし(19:50発の予定だった)、飛行機なんだかよくわからない。小綺麗なコンテナの中にいるようだ。一応圧迫感ちゅーのはあるね。
おまけに10何人の社員旅行なのに近くに知り合いがまるでいない有様。
さてと、なんだか微妙に動いているようだが前向きか後ろ向きかさえ不明だ。
おまけにシートベルトのありかやその詳細な使用法も分からず、両隣にエクスキューズミー、というかヘルプミー(いや、日本人だったが)
前のモニターでなにやら説明してそうだが、音でてねえやんけーとご立腹なボク。
一段落したころ、ようやく目の前にあるヘッドフォン必修なのに気づく。いえい。
あぁ、ふるさとよ〜ボクは微妙に動いているのだよ。
しかしこのスローなブギさ加減が頭を悩ます。実は体感速度が異常に遅いだけで何百キロとか出てたりして、とかふと思う。じいちゃん(故)、ボクとぶよ。
エンジンが爆発寸前な音を吐き出し、火を吹いた。
そしてまさしく「よ〜い、ドンッ!」てな感じで猛烈に走り出す。
ちょうどバック・トゥー・ザ・フューチャーのデロリアンな気持ちだ。
その後、窓の景色が暗闇ながら傾いたことで地上にバイバイを告げたことを実感する。
この旅は実感ばかりだ。
そろそろ不実感もほしいところよ。
直後、なんともいえない浮力で体が浮いているのを感じる。
スペースシャトルもこんな感じかな、などと甘っちょろい初心者的考えにひたる(12秒)
それにしてもジェットコースターな気分だ。
ワクワクと緊張。
早くベルトが外したい。
遠くから「キレイダヨ」と叫ぶキッズの声がちょっと緊張を和らげてくれた、名は知らぬがありがとうタカシ君(4さい)
時速910km
機内食は意外にいけたし、座席もみんなが言うほど狭くなかった(ザ・エコノミ)
現在、日本時間9/20 AM2:20
フライトから6時間35分。あと15分くらいで着く。
しかし着くと9/19 AM7:50なのだ。
その時間は、昨日家で仕事行く前に朝飯を食っていたのだ。
同じ時間に別の場所で違うことをしている自分がいるのか!?
ザ・コンフユージョーン。
外がまぶしそうだ。窓の下を見たい。
そして何よりもタバコが吸いたい、というかもう頑張ったろ。
落ちてく時の気圧の変化で耳キューなるやつ、あれシュワルツェネッガーの火星の外へ出たら破裂するあの映画(なんだっけ?)、あの感覚。死にそう。

着地。
耳がいたかったので6.5


9/19(土)ハワイ(以下略)

で、なんだか観光。
ノードリンク、ノーイーテング、ノースモーキングな2時間バスの旅は初心者のオレばかりかそのへんの人たちもきつい(かもね)トイレも行けないしねぇ。
まず、ヌウアヌ・パリ(発音しづら〜)という風が下から上へ吹く丘へ行く。
キレイだが、ただキレイっちゅーだけ。
オレの望むのはこういう観光名所じゃないんじゃいー!
で、パリハイウェイを戻り、パンチボウルという墓地へ。
カメハメハ大王なんぞも見るが、金色のおじさんなだけで特におもしろくもなし。
これも「ふーん」
途中のネムの木(このおきなんのききになるきなやつ)やシャワーフラワーはよかった。
昼、うどんのようなとってもおいしい冷め冷めの量がとってもお上品なスパゲッティを食い、ミラー家のいつもの押しの強さで30分前にチェックイン。
ホテルは、のちに高澤氏が「30年前、ユタへ行った時に泊まったようなホテル」と形容したことでご想像つくと思うが、本人たちはいたって満足。
日本のホテルと比較してもあれだし、あると踏んでたシャンプーやドライヤーやら一式ないことが不満なくらいでボロだけどええがな、と気分はハワイアン・トロピカル。

しばし、一服したあとなだれ込むようにビーチへ。
ビーチまでは3ブロックなので目と鼻の先だ。
そうそう、うちらの部屋は角部屋の12Fで左にダイヤモンドヘッド、正面にワイキキのビーチ(実際はクヒオビーチ)っつー爽快な部屋だったのさ。

[ホテルの部屋っす] [ホテルの部屋からビーチ]
(左)ホテル悪くないっしょ?ていうかよくわかんないかな?

遠目からみる海は想像とこれっぽっちも変わらないマリンブルーで、森高の顔を思い出したかは定かでないが、入ってみるとこれが想像に反してまったく感動がない。
透明度はそれほどでもなく、砂浜や岩が130cm〜150cm程度で延々と沖まで続いている。
といいつつも、のけぞれ!エブリバデ!

[ワイキキビーチ2] [ワイキキビーチ3]
左のなんて絵はがきっぽくない?(自画自賛モード)これ2枚とも後述の1 HOUR LAB(ハワイ)で現像したやつ。発色がホントに違う気がするのだが.... で、朝は人が少なくていいっすよ

調子こいて沖へですぎると波乗りヤロウに「get out of here」と比較的お上手な英語で叱られるが、それがルールなのかきみのわがままなのか東洋の一ニッポンジンのこのオレ様にゃわかりかねる。
魚も見かけない。
青い空は素晴らしいが、ふと考えた(もうかいっ!)
結局、自分なのだな(当たり前だけど)、もちろんハワイがもたらしてくれるリラックス感とか解放感(同じか)とか分かるんだけど、地域や気候が自分の中の何かを決定的に変えることはないと思った。ま、初心者だからそういうケースもあるんかな、とちょっとだけ考えてたのよ(ってものの2〜3分だけどね)

物乞いに会う(車イス)が、そうとは知らず親身に話をきこうとしてしまった。
「あっちでショーをやってるんだ、25セントだから見に来てよ」
そう勝手に解釈したのだが、Koji(ユタ-ニューヨークに7年の男)に言わせると、最後がちと違うらしく
「...........25セントだから見にいきたいんだよ、どうしても」ということらしい。
放っといていいよ、と言われホテルに戻った。
英語が聞き取れないと何も判断できないのだ。
それが功を奏したのは数時間後のことであった。

夜は、六本木にもあるというリブの有名なTONY ROMA'S。
バスで10分ぐらいだ。
バスは1時間半かけて北へ行っても、1区間でも1ドル(約130円)てはすごいよねぇ。あんまり恩恵授からなかったけど。
今度は昼スパと違って、腹150/100は食う。
帰り道、ひょんなことからはぐれていろいろあった(ということはオレ的にかなり頭にきてたということ)が、まいい。
だが、クールダウンできないので再度街へ繰り出す。
午後10:30ごろだと思う。
現像屋とビーチの夜(松明みたいのに火が灯っている)が見たかったのだ。
が、どちらも閉店(閉海)していた。
しょうがないので、裏(というか向こうでは表も裏もないか)ビデオ屋を覗いてみる。
黒人と白人の2人組がいわゆる表の日本のAVビデオを時間をかけて物色していた。
ブラボー、ジャパニーズガール!ガードは固めによろしくね。
たいしたものもなく(2人組、失礼)、しかも高い。
ホテルへ戻るたぶん23:00ごろ。
ホテルのカードキーを使ってエレベーターを開けるのだが、今まで誰かがやっていたためやり方がわからない。
3、4、5度と差し込もうとしたがダメだ。
左斜め後方に1人の男がいる。
「げ〜、はずかち〜。こんなことまで初心者ばればれやんけー」
と一応焦ってはみたものの、なぜエクスキューズミーとかいってオレに紳士をふりかざさないのだ!
まったくねぇ。
で、なんとか開いた。
差し込むんじゃなく、照合させるように重ねるだけだった。学習。
冷や汗かいたよ、まったく。
ま、旅の恥は掻き捨てってなぐらいで。オッケーオッケー。
オッケーじゃねえよーーーーー(つづく





























































エレベーターが来て、開いた。
左後方の男も乗り込んだ。
「Sorry...」
「ソーリー?ふつう、こういう時、サンキューじゃねえんかい?ま、いいや」
ボクは(12)階を押して、(close)を押した。
扉が当たり前のように閉まった。
男が降りる階を押してあげようと、指を宙に浮かしていた。
一向に答えが帰ってこない。
先程の「sorry」が妙に不気味に感じられてきた。
ヤな予感がしてきた。
なにやらブツブツ言い出した。
特に数字を言っている風ではないので、
「what?」
と軽く聞き返し、男をチラと見た。
ベースボールキャップにメガネ。
背は182、3くらいか。
財布の札のところを広げながら、やはりブツブツいっている。
少しだけ単語が耳に飛び込んできた。
「タイ....フック.....」
文章はまるで分からないが、自分が置かれてる立場にすぐにピンときた。
オレ、やばいことになってる〜
テキストじゃ、伝わらないだろうがまさに「刺される、殺される」予感がしたのだ。
12階についた。
男は先に降り、オレの行く先をうかがっているようだ。
一瞬考えた。
部屋に戻って、そこにいるやつが巻き込まれたらどうなるんかいな、しかし逃げるにしてもどこへ逃げるというのだ。
もう部屋をめざすしかないのだよ、ばあちゃん。
エレベーターに手をかけた男の腕をかいくぐり、部屋をめざした。
長い時間だった。
曲がり角で、男が叫びながらエレベーターを物凄い勢いでバンッと殴ったのが視界の端に入った。
「コエー」
部屋になだれこんだ。
ハワイをなめてたわけじゃないが、まさしく唐突にびびっていた。
これは想像でしかないが、男は執拗にオレのタイフックはいたいぜぇ、きくぜぇ、いやならちょいと金だしなよ、にいちゃん、そんなことをオレにいってたのではないか、で、こっちはまったく英語が分からないために何も伝わっていない(ま、特にびびってるってのは外面的には分からなかっただろうし)、なんだよジャパニーズ、英語ぐらい勉強せえや、ってことではないのだろうか。
部屋に帰ってふと「まだ生きてる」と思った。
ぬるま湯に長いこといると皆こうなるのでしょう。
ったく初日から洗礼かよ。
といいつつ寝る子は育つ。
就寝0:30

余談だが、夜部屋から見下ろすナンパ合戦は、湘南あたりで見られるそれと何ら変わらない(注:ビーチ付近はコールガール VS 素人さん)

[ホテルの部屋から夜]
路面は濡れてないけど、濡れてるみたいでしょ?これがいい感じ。



疑惑のエレベーター(笑) そうそう、アメリカで不吉な番号と言われている「13」がないんだよね。ボクは高校のとき、ラグビーで「13」つけてたからスキなんだけどさ。

[エレベーター]
見ておわかりでしょうが、巻き上げ失敗で多重露出になってます。きにしない、きにしない(笑)

9/20(日)

相方は起きるまで寝るというが、もったいないので8時にモーニングコールを頼んでおいた。
フィルムの現像をしよう。
すでに3本ある(1日で3本か、いいペース?)
「Overnight Film Development」とあるので、半信半疑で入り口を入る。
まったく日本語が通じない様子なおばちゃん相手に「光沢」「絹目」の選択ができないが、見本をみせてもらってなんとか。Glossyが「光沢」で、Lustreが「絹目」らしい。あとsingle? double?と聞かれるがどうやら同じのを1枚づつか、2枚づつかってことのようだ(というか間違ってたらゴメンちゃい)ま、とりあえずsingleで。
できるのは明後日の正午。値段はきかなかった。
このあたりがあまりに初心者っぽい。
とにかく帰る日までに間に合えば、を優先している。

その後、延々とビーチをさまよう(途中でウンコがしたくなりLife Guardのおねえちゃんにきいたが、近くにないようだ。4つくらい選択肢をくれたが、うち2つぐらいしか理解できず、遙か彼方のビーチのはしっこまで歩いた、しかし鍵が壊れててコンニチワ状態だし、便座は異様に高いし、浮く浮く。あぁオレってばなにげにニッポンジン)
そうそう、McDonarld'sにトイレなかったよ、頼むよ〜。
で、ビーチでばしばしシャッターを切る。
かわいいブロンドの子に can i take a picture? とかいったら笑顔をつくってくれた(後日、現像してみるとそれほどかわいいわけではないことに愕然とする。まるでスキー場でかっちょいいおにいちゃんに東京で再会したような気分だ)

[黄色い水着の女の子]
どうですガール?こいつは四隅の黒いのが「らしさ」を主張してますってことで、はい、LOMOで撮りました。

ま、写真に限らずいってみるもんやね。
その後、歩道でクリフファミリーと遭遇。
水族館へ行くらしい。行くかいな。
なんだよ、8時にサーフィンやるとかいって見に来てたのに結局寝坊とのことだ。
で、マックで朝食って(パイナップル付きのダブルチーズバーガーセットが$6.95(約900円)もしたのにはたまげた)観光客向けなんかな?
で、再びウンコがしたくなり(またかっ!)ホテルへ急ぐ。
危なかったがセーフ。
見事なゲリラーだ。
こんなことじゃアジアを生きてゆけないぞ!と喝を入れたいとこだがこればっかはしょうがない。 そんなこんなでまたもや3本フィルムができ(こいつぁペース早すぎ)、現像に出しにいく。
今度は早く見てみたくなって1 HOUR LABっちゅーちゃんとしたとこに出した。
だが、$18(約2500円)と日本じゃ考えられない破格の現像料。
「翌日上がりでいいから、もうちょい安くならんの?」と英語で言えるわけもなく、これは夕方VISAで払った。
この旅行のために生まれて初めて手にしたクレジット様様じゃけん。

余談だが、帰国後現像したものと比べると発色が格段にいいような気がする。サイズも「普通の」といったわりにデカイし、とにかく青の色がまるで違うような....


[ワイキキビーチ1]
こいつも1 HOUR LABでやったやつ

その後、昼頃4人でビーチへ。
(後日加筆:その前にHONOLULU ZOO(動物園ね)へ行ったのでした。日記に書き忘れるとはよっぽど印象なかったんでしょう、はいその通り。別に行きたくなかったですから(笑)別行動の同僚は、なんとかガメがこんなにいるのは日本の動物園にはない!とかいろいろエキサイチングしてたようですが、別になーんてことありゃしません。特に話のネタにもならないのでお立ち寄りあれ)
で、ビーチでは 2ペアの日本人が明日帰国ってことでビーチマットをくれた。
拾う神もあるのねん。

夜、Oliveさん経由でハワイ通のAlohaさんオススメの店へ行こうとなった。
日曜なのでkahara mallは休みらしいのだが、その近くにある生バンドの飲み屋へ行くつもりでバスに乗るのさ。
フロントでは日本語通じない。
バスの路線図持ってたんで、くれや、といったが「これ1枚しかないからダメなのねん」と横暴な態度にでてきた(のちにスーパーなどで$2.99で路線図売ってるのを発見した。なんでも商売かいな。と思ったら最終日、自転車組が図書館でfreeで置いてあるのを持ってきた、遅いっちゅーねん)
しかーし、そっち方面のバスがなかなかこないし、そこまで5kmほどあって歩ける距離じゃなかったのでみんなしてあきらめた。
行ったのはchili'sというアメリカのチェーン店なレストラン。
喫煙席があるのがありがたかった。
ボクは、タコスやらビーフやらのFajita(ファジータ:メキシカンで有名らしい)を注文。
というか来るまで何が来るかわかんなかったんだけどねぇ。
入り口で「are you japanese?」ときかれたので日本語のメニューがきたが、各メニューがカタカナ表記になってるだけでまったくわからんちゅーねん。
ウェイトレスも英語オンリーだし。ま、この方がいいんだけどさ。
コーヒーはホントにアメリカン。
まったくもってお茶だよ。
これだったらお茶飲めっての。
量もハンパじゃないし。
もううまいまずいの感想など言わすもんかとばかりのボリューム。
昨日、アイリスが教えてくれた 「can i have a doggy bag? 」を放つと、 「sure」と返ってきた。
いけるいける。
これは、残ったもんを持ち帰りたいから箱くれ、って意味で語源は文字通り犬のエサに持ってきたいんだけど.....ってことらしく、 レストランではどこでも大概オッケーなんだそうな。ウフ。
で、トイレ2回行くし、気持ち悪さ元気百倍。
日本じゃ外で残すことなんて0に等しいのに、完敗だ。
おびただしいピーマンとタマネギと油の山。
全体のすもうレスラー的量。

で、実弾射撃に行くということで、みんなエキサイティングなご様子だったがボクはちっとも楽しいとは思えなかったね。なんでかな。
弾撃って楽しいかねぇ。
ピストル撃ちたいなんて思わないし(別に人にやさしいモードではありませんので要注意)、何が楽しいのかまったくもってわからないが、社会見学のつもりでやったよ
$25。
特に感想もない。
ましてや「オレ、ピストル撃ったことあるぞー」なんて吹聴でもしようもんなら逆に恥ずかしくてゲロがでるよ。
といいながら、写真撮るこの神経疑ってくれ(笑)

[実弾射撃]
so what?

その下にあるストリップに気が引かれたが明日明後日になりそうだ。
ビーチ沿いを帰りは歩き、もう1人のやつと興味がてらコールガールとお話をしばし。
ブロンドとチャイニーズ。
1時間最低1万円とのこと(ああ、話のタネよタネ、まじめに買おうとしとらんばい)
「最低」っちゅーのが妙にやばそうだ。
あ、この日じゃないがこういう人もいる。暗くてわからないかな? 黒のTモロみえのシースルー。おっとな〜、ちゅーか単にコールガー?

[黒い女]
夜持ち歩くのはもっぱらLOMOっすよ

そういえば、これまたこの日じゃないけど路上で車に押さえつけられて手錠はめられてる瞬間を見たよ、で、思わずLOMOをノーファインダーで撮ったんだけど、現像したらブレブレでわけわかんなかった(笑)だって、堂々と撮ってフィルム抜かれたらいやだもん。
このころ、フリスクが切れてなぜ予備でもう1コ買っておかなかったか本当に後悔。
似たようなものがないのだ。あれがないとまじで困る。
逆に缶コーヒーは種類もなく、やたら甘くて(伊藤園産)どうもならん。
寝る。


9/21(月)

ABCでホットコーヒーとホットドッグで朝食。
これが一番自分にしっくりくる。安いし。
今日は1人旅でもするかと思っていたが、クリフが14人乗れるシボレーのバンを借りたので(これがハーレー借りるのにちょいと足したぐらいだからたまらん)いろいろ行くことに。

まず、当初からいろんな人にすすめられていて楽しみだったHanauma Bay($3)へ。
魚がたくさんいてココはいいね、って普通の感想だな。
ほいっ。

[Hanauma-Bay1] [Hanauma-Bay2]
[Hanauma-Bay3] [Hanauma-Bay4]
ほらほら行きたくなってきた〜?じいちゃん&ばあちゃんのみ、LOMOです。果敢にもLOMO持って海をずかずか入りましたよ。天然のプールみたいにキレイだね。

ゴーグル持ってって正解だ。
アイリスが水中で撮れるカメラを買ったのでのこのこ撮りにいった。
その後、北へ。
車窓が素晴らしい。
景色というか家というか町並みというか、まさにこの旅でボクが撮りたいもののオンパレードだ。
ハーレーで来たかったねぇ。
「撮りたかったら車止めるからいつでもいって」
とクリフは優しかったが、 「そうしたら冗談じゃなく100回は止まることになるからいいっすよ」
といって断念した。ホントにその通りだし。
やはりワイキキには本来のアメリカの姿なぞちーとしかないのだ。

途中、ピザ屋らしきとこに止まり昼食。
時間節約で車の中で食うとかいうので、それがキライなボクは短時間の写真の旅へ出た。
しかしちゃっかりタバコ吸いながら掃除しだした店員をカシャリ。

[ピザ屋の店員]
いい笑顔っす!

その間、郵便局で切手を買った。
ここまで来るとさすがに日本語は通じないので、英語で「日本にポストカードを送りたい、切手ちょうだい」と通じた。
アホみたいだがいちいちうれしい。
やはり1人で行動するのは発見があって楽しい。
そのピザ屋よりこっちの食い物屋(?)の方が断然いいよ。
手書きのメニューに、ひげ面の大男が「なんとかさん、ランチできたよ〜」とマイクでアナウンス。

[北の食い物屋]
もっと載せたかったけど、ココの雰囲気ホントよかった!

ここでレモネードを飲む(ミディアム:85セント)
変な雑貨屋みたいな屋根のかけたとこを撮ろうと構えていたら、アレックス(小学生)が「おまえへん」とかなりなタメ口でつぶやかれた。
許す。
LOMOの感度設定が、ASA 25とかになってるのにづっこける。
わおん〜、ちゃんと撮れてないぞこりゃ、いつからだ。
バッグの中でもまれて400を保てなかったのねん、これまたLOMOらしく微笑ましい。
いや、微笑ましくないーーーー。

で、ポリネシアンセンターへ。
行きたい人が14人中2人だったので、無視こいてサンセットビーチへ真っ逆さま。
噂通り、波がハンパじゃないね。

[Sunset Beach]
LOMOで撮った写真の方がいいのがあるんす。これはまた改めてこっちで。

が、みんなが感動するほど感動できず。
なんなんだろう。
くっさいテレビドラマで号泣するくせにオレってば。

その後、Dole Plantation(パイナップル畑)へ。
しかしそこよりそこへ辿り着くまでの赤土のパイナップル畑の方が全然圧巻だったな。

[パイナップル畑1] [パイナップルを乗せたトラック]
いい感じ。右はパイナップルをしこたま乗せたトラック。こっちも走行中にいきなり出くわす。

でもそこのジュースやらソフトクリームやらは100歩譲ってもうますぎ。
そこで虹1つ。


[パイナップル畑で虹]
虹の街です。見えるかなぁ?

夜は、そのままちんけなロブスターとたいしてうまくもないステーキのセット、Weekly Hawaiiにクーポン券があって格安だったので、ミラー家(というか会社)のおごりだったから安くすまされた。不満足度ひとしお。
その後、$25のウクレレ(6弦)を$15に値切り、買う。
まさに初心者がうかれまくって気づいたら手にしていたという典型。
なかなかチューニング合わないし、フレットの幅が狭すぎでちゃんと押さえられぬ。
ま、いいや。
その後、みんながどこかの店でダラダラしてる間にはぐれデカ純情派状態になる。
とにかく団体行動に向いてないっす。
道端に座り込み、ウクレレのチューニングをしてみたりする。
とても観光客らしくない。
結局、みんなは先に帰ってしまったようだった。
しゃーないのでスーパーで買い物。
バドワイザー6缶で$4.95とは安すぎ。
で、コーヒー2缶とTV Guideを買う。
列の前でドクターペッパー1本をクレジットで買う大男がいた。ありか。

0:00ごろ、ホテルに着くとはぐれた連中が飲んだくれていた。
金があるとかないとかでストリップはまたしてもおあずけに。ワン。
1:00までくだらん話で盛り上がる。
明日は7:00起床でサーフィンなのだ。
フィルムも残り3本くらいしかない。
すでに15本撮り終わっていた。


9/22(火)

朝はABCでホットコーヒー&ホットドッグ、合計200円ぐらい。

サーフィン。
アレックスとしょういちは$25払ってインストラクターのLeeくんにレッスンを。
そこまでせんでもとボクは$8でボードのみ借りる。
結果大失敗。
沖で10〜20分ボケ〜ッとすごす。なにしてんだか。
適当にやってりゃなんとかなるさ、とまったく波に乗れなく半泣き。アホすぎ。
パドリングとやらと乗るタイミングがまったく分からない。
波が通りすぎてからボードに立とうとしてるオレってば注目の的やんけー。

その後、結局バイク(といっても自転車のことだが)を1日$10(約1300円)で借りる。
3人で郵便局へ行き、ポストカードをだし(途中、歩道を走るなとマッチョおまわりに警告をうけるも)、2人はワイキキの西の方角へ。
ボクは1人で北へ向かった。

[Highway] [Highwayモノクロ]
途中、ハイウェイを交差する。これをのぼるのだけでもシンドイ。モノクロも味わい深い!

なぜなら観光客ターゲットの華やかな部分よりも、よりノーマルなアメリカンな暮らしぶり(大げさ)を見たかったのだもん。
しかし坂が多くて北は自転車じゃキツイ。
途中でチェーンがはずれ、両手油まみれになりながら2台のカメラを駆使し、3〜4時間ぶ〜らぶら。
でも、前日にいった北の海沿いの方が断然撮りたかったよ。
とはいうものの、

[アメリカな家1] [アメリカな家2]
普通はこんなん撮らないんだろうなぁ(笑)左は空が青くないのがおしいーーー!

マキクロウドもあの辺にいるね、きっと。ま、しゃーない。
で、とあるスーパーに入って物色。
来てそうそうFRISKがきれたので代替品を探したあげく、「tic tac」という薬の形したミントのを愛用してたんだけど、これ全然FRISKの代わりにゃなんないんだよねぇ。
どこいってもこれしかなかったけど。
で、見つけた!
"POWERFUL MINTS"と書いてある。
期待大だ。
名は「CERTS」
これ形はFRISKそっくり。味も悪くない。
FRISKのちょっと弱いバージョン。
最終日にやっと見つけるなんざ遅いっちゅーねん。

[フリスクもどき]
デジカメ。左がCERTSで、右がどこにでもあったTIC TAC



で、それとStarbucksのコーヒー(なぜかミルク入り)を買う-> 飲む。やんわりと一気。

[オレ、コーヒーを飲む]
飲みながら自分を撮ってる。涙ぐましい〜、というかそこまでするかっ

まだ1人でなにげに買い物をするこの感覚が妙にうれしい。
帰る途中、虹発見。2日連続だ。
ブラボー、アロハステート。
4:00集合の予定が、5:00寸前になり、あやうく追加料金をとられる間際でした(というか迷ったんだよ、マジで)
レンタル屋のにいちゃんは、「almost done」といったが
「もう終わるとこだったよ、間に合ったねぇ、よかったよかった」
「もう終わるとこだぜ、まったく、こっちも早く帰りてえんだよ」
なのかわからなかったが、顔が笑ってないので後者だろう。

で、ビーチにサンセットを見に行く(そういやあワイキキのサンセットはまだ見てなかったのだ)

[Sunset]
どう?

黒人のぼうやとそのおねえちゃんがかわいくて、マミーに「写真いい?」といったら満面の笑顔でオッケーだったのでラッキー。
これ、おやじが近くにいると途端に勇気なくなるんだよねぇ(涙)

[ぼうやとじょーちゃん]
モロ逆光だけど、ありでしょ(笑)かわいい〜

撮ったらぼうやがLOMOを取り上げ、代わりにボクを撮ってくれた。
なぜかぼうやが撮ったほうがうまかった.....

ディナー。
探しまわったあげく、道でビラを配っていた$9.95という中華のビュッフェに行ってみた。
メインの通りからは外れたホテルの1階で、こりゃ客引きしなきゃダメだわなあ、ってとこだ。
しかし、うまい。なぜにうまい。からっきしうまい。
みな、ココがこの旅行の飯部門第1位と認めた。
夜、エロビデオを買いに行く(あ、おみやげも)
$45のを$40にまけさせ(ここでも大活躍のVISAくん)、さらに入国審査にそなえ、「Hawaiian Memorial」箱でくるむというなんとも観光客泣かせな配慮に感心感心。
ごくろうさん、だ。

[にせパッケージ]
こんなんに包まれました



他の2人はエロ本というかHustlerとかのエロ週刊誌を買った。
(Hustlerといえば、ラリー・フリント。映画みましょう、おもろいです)
なぜなら現金はそれほどないし、クレジットだと奥さんにばれるとまずい、ということらしい。
切ないねぇ、切なすぎ。
0:30就寝。
5:30にモーニングコール。



パッと目が覚めた。
6:27。ありゃ〜?
すると3分後にモーニングコールがピピピ。おいおい。
7:00に集合なので、ゲリってたボクは大いにおびえた(笑)


9/23(水)

帰国の日。
飛行機、窓側。
鮮やかなブルーの海を真下に離陸。
カラーがきれてLOMOがモノクロフィルムなのがなんとも惜しい。

[帰りの飛行機]
確かにカラーじゃないのは残念だが、LOMOで撮ったモノクロ(これはフィルムも関係してると思うが)かなりいい味だしてます。


[帰りの飛行機2]
デジカメでのあがき。鮮明度は一目瞭然。ま、いいか



圧巻だ。
ひょっとしたらこの旅一番の感動?いやホント。
そして雲の上を飛ぶ。
上も下もただ青あるのみ。
ちぇっ、モノクロ......

[モノクロ1] [モノクロ2]
[モノクロ3] [モノクロ4]
上の2枚はLOMO、こっちは粒子というかボケ加減というかかなり絶妙で我ながらためいきでました。
下の2枚は、EOS、コントラストが強いところだからモノクロならではの味わいがでてると思う。

雲の影が海面に写る。青のグラデーション。
素晴らしい。しかしとんでるのは不思議だなぁ。
延々と水の中を進んでるような感覚。
寝るつもりだったが、おもむろにDeep Impactがはじまり、がんばってみた。
で、泣いた。やたら泣いた。
到着。

なぜか9/25(木)

24はいづこへ??

最後の荷物検査で、X線防止のフィルムの入った袋がパンパンなのが、気にいらないらしく薬物検査された。おまけに開けるはずのないエロビデオ入りバッグまで開けまくった。
ピーンチ頻発。
かなりまさぐられたが、おとがめなし。
1時間ちょいで新宿まで(640円)行き、帰宅。

さよなら虹の街。
(この日記はほとんどリアルタイムで書いたものです、マメやのう)

しかし楽しかったことは楽しかったが、あまりにも冷静でそれほどエキサイティングしてないのはなぜでしょう。海外旅行ってこういうもんでしょうか?
それともボクが冷めてるのか?なんかね、「ココの店おいしいよーーーー」と勧められて、食って「う〜ん、まぁ、うまいっていやあうまいけどそんな絶賛するほどじゃないんじゃ?」とちょくちょく思う気持ちにあまりに似ている。そのくせくっさくさのドラマに泣き崩れるギャップはどう説明すればいいのでしょう。
ま、ボク的にはいい写真がたくさん撮れたし(全部で約700枚)かなり満足してるんですよ。ここにのっけた写真もいわゆる観光写真的なものにわざと偏らせたけど、もっともっと面白いイケテルのがたくさんあります。スキャン作業が大変ですが、なるべくはやく「
Photo」ページに公開したいと思ってます。アロハン。