カルミア

不毛な風に吹かれて 僕は小さくなる
やがて来たる太陽を 闇の中 探した
あてどなく彷徨う 虚空に浮かぶのは
揺るぎない想いさ 自ら光を放つ
	突然のそう 土砂降りのような
	サヨナラさえ 吹き消すような
	夜明けをそっと掴みとりたい		
    何より白く激しい
夢の結晶を描いてく 守ってく
まるで硝子のような 花火のような 時を背に

西へと流れた僕の 青いタメ息は
震える孤独と共に 雲の中 はぐれた
やさしい寝息の 夢を傍らに
時間の鼓動に そっと耳を澄ましてる
	口づけていよう 君が笑うまで
	窒息しよう 僕が笑うまで
	カルミアの花をちぎって
	明日をそっと占えば
めぐる時の輪に 情熱の矢を射れば	
やがて訪れるさ 永遠の結晶が

	惨めな夜と弱さを持ち寄って		
    新しいその世界を見るのさ
	夜明けをそっと掴みとりたい		
    何より白く激しい
夢の結晶を描いてく 守ってく
まるで硝子のような 花火のような 時を背に

めぐる時の輪に 情熱の矢を射れば	
やがて訪れるさ 永遠の結晶が
	







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