1999|03|09 |
いい加減わかったって?ま、いいじゃん。
さてさて、3/6より青山のABCにてLomo Sprin' Wallと題した
イベントやってます。
3/20までやってました。
つまりは3/6はオープニングパーティなわけで、
なにがなにやら行くわけで、着くと暗闇に8,016枚のLomoの写真が!
数えてないすけど、プラマイ1000枚の範疇で結果オーライゲッチュウ。
横に長いっす。
で、ウィーンで現像したそいつらは微妙にコンパクトサイズ(ちゅーか明らか)。
非常にいい感じ。
当然ポパイでも買いにきた中学生もいたりいなかったり。
Lomoの即売もやっていて、「うぁわおー、かわいいー、かっちゃおうかなー」
な黄色とも黒ともつかぬガーリーな声がちらほら耳に到達しました。左耳1.5、右耳0.7
ワインは飲み放題。Lomoロゴがプリントされた白い風船ももらい放題。
そのあまりの手さばきのイージーさに(この場合は正解)、マックワールドなど数々のエキスポで風船にヘリウムを入れ職人としてならしたボクはうずうずうずくまってしまいました(ません)。
風船の形はヘリウムをけちると見栄え悪いっす、ひょうたんに近い形がベストです(レッドポップ豆知識113ページ)。
けんじくん(仮:推定46才)よくばって10本ももらって南の方へ飛んでいきました。
冒険者たちです。
ま、イベントだし許す。
と、ここまできて肝心の写真見せんのかいという大方の意見に半ば逆ギレ気味に
お答えするならば
「フィルムどっかに亡くしたんじゃい!」
と言葉柔らかに怒鳴りまくります(泣きべそ全開中)。
このフィルムには、記憶を遡ってみせますると日本に遊びにきてたうちの会社の社長の妹のフランス人兄妹が矢継ぎ早に写っていると思われ、ショックの散弾銃に見舞われ腰くだけになりました。
撮ったフィルム、現像前に亡くすのって親を亡くしたときより悲しいです。
レッドポップな親、健在中。不謹慎ここに極まれり。不適切ごめんね。
当然この日の模様も拾ったけんじくん(仮:まだおったんかい)の
「なんじゃいこれ、使い終わったフィルムかい、カリカリ」
と思春期の力強くへなちょこにどん欲な胃に潜り込み、荼毘にふされました('99レッドポップ調べ第4刷)。
というかダビってそういう字かい。絶対覚えないでおこう。
ザ・ストロング・イズ・けんじ(仮)。
それじゃ、あんまりなんで斎藤家の高田おれことイクちゃんの写真(Wall準備中のだが)をぱくってのせることに決定。
今、20:37なので21:00までに「それだけはやめれー、はずかちー」な場合は、
言いなさい。とりあえず以下3枚は©表記してます。
オレってやるやつ。いわゆるやられるやつ。
で、二次会。
初みるく。青山から恵比須のみるくまでなぜ1時間半かかったかは時計がないだけの
せいであるが(そうではないが)、ロストチルドレンなわけである、バイクである、まわりくどくいうと、しかも2軍の倒置。
住所しらん、電話しらん、すでに先にみるくに辿り着いたタクシーぬくぬくチームには電話つながらん、とまさしく3K。サンキュー。
1時間00分経過地点で、おっとタウンページだぜ、いえい攻撃に頭が追い付く(遅刻)。
「恵比須西1-13-.......」
いえっさー、行きやがるぜ、このやろー。恵比須のくそったれん。
しかし恵比須駅の向こうなのかこっちなのかさえ分からないわけで、 とりあえず方角がわかるほど原人でないわけで、
猿楽町とかきいたことない楽しそうな街へ来てしまうわけで、
ま、いろんなわけを積み重ねながら人は学習するわけで、
着く。
想像してたよりずっとみるくってコンパクト設計なことに気付く。
しかも「なんたら溺死ナイト」ちゅーことで、なんでもえーでいっとけいっとけ状態である。しかしこのスペースでKやってんのか、と考えてしまった。酸が欠るね、浴びろ、若人。
そう、苦しみはココなのである。暗がりでフィルムを替えた。
亡くしたとしたらここ以外にはボクのIQ80000では考えるのに足りなすぎだ。
そういえば、マティアスとかめっちゃはやいよ、Lomoで撮るの。
ほとんどぶれぶれじゃねえか、とはたから母親のまなざしで心配してしまうほど、
適当というか、速さを競ってんのか、とにかくそれはある意味感動的ですらありました。うん。
当然、ノーファンダーね。
帰り。さんざん道聞いたにもかかわらず六本木、赤坂見附を通って(もちろん青山も、ま、ぐるっと1周やね、軽く)世田谷に着いたのは恥ずかしいので秘密にしておく。
さみーよ、マーチ。
翌7日。雨時々雨一瞬くもるかと思いきやそこはかとなく雨。
今日はLomoTalkというイベント。
World Lomo Presidentっちゅー偉いんだか、すごいんだかいまいち分からない強力な肩書きを持つウィーンっ子、マティアス。彼と彼の友人が1991年プラハの蚤の市でLomoを見つけ、お互いを撮ったってのがはじまりなのだ。
Lomoの生い立ちから現在に至るまで、を中途半端にがんばった通訳のおねえさんと共に進む。LomoTVなるものも見る。
Webが見れなかったのは残念だが、まったく損したなんて思わない。
終わってから昨日買ったフェラーリLomo写真集にマティアスのサインをもらう。
外人みるとこれだからオレの尻って超軽すぎ。柔軟性ありあり。
名前を聞かれたのでケイ、エイ、ズィーといいました(kazのつもり)。
ま、会社でもそうアメリカンなやつらに呼ばれてるんで
しかしズィーが通じないのなんのってウィーンて何語やねんてな具合で。
ケイ、エイ、スィーと書かれました(kacだよ、かっこいいかも)。
「ちゃうやんけー」と逆ぎれ度8%。で、まあゼットで通じましたよなんだか。
あなどれぬウィーン。
ケイ、エイ、スィー、ゼット
そこにはこう書かれました。
For KACZ(命名:角Z(かくぜっと))
合体できそうだし、いかんともしがたく強そうです。
20日までイベントは続いてるので、近くの人、とても行けそうにない遠方の人、こぞって見に行きましょう。あ、降りてすぐ(Wallのはじまりんとこ)にWallに参加したシャパニーズ・ボーイズ&ガールズの名前(ボクの名前も)が
あります。ボクは送った数も少なかったようであれですが、10枚弱くらい発見しました。ボクの写真だけはさりげなく細工を施しており、斜め下15度から見上げると虹色に光りますので、しばし楽しんでください。
Lomo買ったヒトには案内のポストカードがいってると思いますが、あれ4種類あるんすよ。もらっちゃいました、以下。
最後に、フライヤーより引用。
Lomoという、小さくしてレトロなロシア製のカメラを愛する理由をいくつか述べるとしよう。まず、片手にのるコンパクトサイズ。ポケットにいれていつも一緒に散歩。おっと、いい被写体が目の前にあるぞ。ファインダーを覗かずにシャッターを押す。シャッタースピードは常にA(オートスピード)に設定。距離は適当。考えることはない。いい写真は偶然に撮れているときが多いのだ。ブレやピンぼけかなりある。でも、それがなんとなくいい感じ。そう、写真は見るひとの感情で決まるのだから理屈なんてあまりいらない。とにかく、バシバシと撮ってみる。地面にくっつけて空を撮ってみよう。日本が広く感じる。ひざの位置から撮ってみよう。犬の気持ちがわかるかも。人を斜めに撮ったり、夕日にあたって輝く自分を撮ったり、大好きなものを好きなポーズでワンカット。遊び心が目覚めてくる。なにか忘れていた毎日を取り戻せそうな、そんな気分になってくる。ライフピクチャー、そうなんだ!Lomoは人生のいい加減で大切な時間を切り取ってくれる。人間はロボットではない。完璧な人なんてどこにもいないのだから、写真もフレームがないほうが自然かも。ルールは自分で作ればいい。とにかく、Lomoは自由なんだ。そんな生き方をしている彼方とっても素敵です。
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Lomo Sprin' Wallについてもっともっと知りたいボーイズ&ガールズな連中と、
すでに財布に22,000円あるか確かめたそんなあなたはココへいっちゃいましょう。
そんなあなたがいかにもラヴ(アホ)。
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