2003|10|24
まぁいろいろあって、まだいろいろあるんだけど とりあえず製品発売日。
なんでか大森さんがオレにそうとは伝えず、先行予約で買ってたのが 笑える。

今回史上初です。
製品のアタック(アタックというとショーなんかで使うイメージ広告風映像をイメージするんで)でなく、PV(プロモーションビデオ)と僕1人思って作ったんですが(笑)
2日かけて6分15秒の映像。
そのあと同僚の女子にナレーションいれてもらったけど(これも変なやり方でさ、DVで撮って(録って?)、ムービーとしてキャプチャして音だけ拾うって絶対おかしいやり方。まぁ、プロの映像会社でもないんで機材が個人用しかないからそういう制約の中で知恵だしてやるしかないんだなぁ、ってちょっと「へぇ」←日和ってみた)。
製品(ソフトウェアね)の撮影から、映像の編集、挿入するテキスト、ナレーションの文章、もちろんトータルのディレクションすべてやりました(自慢かよ結局)
音だけはネットで$29.95で買った。
ここのRevelationってやつ。
しかし改めてネットって便利だなーと思ったよ。
音が欲しい、でも自分で作るのは時間もないし、歌ものしか作らないオレには 難しそうだし、とか思ってググッたらちゃんとあるもんだねぇ。
試聴できて、クレジット入力したら即ダウンロード!
思ったらすぐできる、ってのがすごい。
ま、2日自宅で作業したわけだけど、っていうと「いいなぁ自宅で仕事ヘヘイヘイ」、とか思うたくさんの困ったチャンがいると思うが、きっついよ、自宅作業。
起きて飯食ってすぐ取りかかって、ランチなんか適当でノンストップで夜中まで、 って続く。
タバコ吸いながらだから、通常オフィスでタバコを吸ってる ちょっとした息抜きさえないわけよ。
首いてーし。
まいいや。
でだ。
ま、それがしばらく秋葉で流れることなので是非見てください(って秋葉に用ねぇー)
あ、17インチの液晶ディスプレイ欲しいと思った、そういや。
音といえば、インストーラのサウンド設定でテストを押すと流れる木琴みたいな 音は僕は作ったものです。手作り満載ですねぇ。

「もしもし?お母さんだけど..もしもし?今日10時に起きるんじゃないの?」

数分後

「もしもし?お母さんですけど..もしもし?どうしちゃったのぉ..10時に起きるんじゃなかったの?もしもし?もしもし?もしもしー?

数分後

「もし(ピー)」

って誰ですか、あなた。
人んちの留守電で他の人起こそうと企まないでください(笑)

それはそうと、
今日昼渋谷の薬局にて。
トローチみたいなのど用の飴とフィニッシュコーワを買った。
店員のおばちゃん
「風邪薬は飲んだの?」
「いや」
「風邪薬飲まないとダメよ」
「....」

今日から金、土、日イベントなんです。
結構話すんでのど痛くなる予定なんす。
たしかに寝不足で顔色悪いらしいっす
でも風邪ひいてナイッス。
断じてナイッス。
オッス。


2003|10|13
前回のnotesで今の仕事を辞めることを示唆してるとみた人がいたようだが、 それは正解ではなく。とはいえ、いきなり辞めようという気にさせる出来事が 起こりました。入社以来本当に辞めようと思ったのは初めてだったのですが、 いろいろやりとり(誰)しているうちにとりあえずもうちょい続ける気に なったので、結果ここまで読んだ人はなんじゃらほいですが、勘弁よろしく。

さて、生涯初の無気力状態。
どうも集中力とかを仕事ですべて使い果たして(いわゆる第六感ってやつも) そうなってるんでは?とボーカルスクールで言われたり。
起きててもずっとシャキッってしないんだよね。
サッカーも前半見終わって、後半どうなるかなぁ、なんて思ってたら 試合終わってて、ってことがここ数週間あって(ようは寝る気がないのに ストーンと抜けてしまっている、ま、寝ちゃってるわけなんだが)
なので3連休っていっても普通ならまだ書き上げてない詞を、とか
よっしゃ曲作りとか、スタジオ入って練習とか思うところ、まったく 意欲が湧かない。これは音楽に対してだけじゃなく、映像なんかも趣味で 結構やってんのにまったく意欲が湧かない。
やばいなぁ、ってのも辞めようの一部だったんだけどね。
でだ。結局映画なぞガンガン借りて観てました。
今日はこれを紹介。昨日買って今日見たDVD。

「BEING MICK」
ミック・ジャガーです。
これ絶対見るべき。
ドキュメンタリーなんだけど、家庭でのミックや新曲レコーディング、 いろんな友人やパーティ。
こんなおっさんになりたいです。つーかなります。
ミックのニタニタしてる顔が目に焼き付くんだけどそれがまたいいんだよねぇ。
もうとにかくずっとニヤニヤしながら見てましたよ。
ファミリーを大事にするって意味も含め、ゴッドファーザー・オブ・ロックンロール だよ。
そしてすごいパワーをもらった。
やる気になる映像としては「バックビート」(早くDVD化してくれ!) なんかもそうなんだけど、これもやる気にさせてくれたねぇ。
で、またレニー・クラヴィッツが作った新曲がかっちょいいのよ。
これのレコーディング風景(レニーの時計じかけのオレンジ的自宅は圧巻! そして羨望!)もいいし、もうなにからなにまでサイコー。
ストーンズ大好きなんだけど、最近のものは全然聴いてなかったんだけど、 ミックのソロ聴いてみたくなったよ。


2003|10|05
製品開発終了ってことで打ち上げ@渋谷。
参加200名の製品発表会のアンケートでもプレゼンがよかったと 結構あって一安心。CTOからは「今回のはPMの製品だ」と言われるし、 社長には「プレゼン、いつも安心して見てられるんでいいのは分かってたが、今回は 特に"魂"がこもっていた」と言われた。
思えばこのミッションについてかれこれ3年、一番に自分の作りたいものが 作れた(それだけに一番きつかったが)し、最も自信のあるものが出来たと 思う。こんなとこ会社の人間みやしないが(だから書くわけだが)、この場を 借りてオレの些細なこだわり1つ1つに「まじかよ〜」「ホントにやるの??」 と、ごねりながらも応えてくれた開発陣みんなに感謝したい。
あとは売るだけだ。
もうここでオレがやるべきことは一通り終わった気がする。
成功を見届けないと去れないけど。
今回はいろんなとこでブルーにこだわった。プレゼンも勝負シャツにした(笑)

さて、これで一段落したんで放置プレイなここやBBSもちょくちょく書いてくんで 見捨てないようよろしくだ。
仕事の話ばっかだったんで今日は最近(ってても1ヶ月くらい前か?)見たDVDの話。

リリィ・シュシュのすべて
もちろんご存じ岩井俊二作品。
岩井作品は基本的に全部観てるが自分的にハズレがない。ハズレがない監督ってボクの中ではそうそうない。ビクトル・エリセすら、マルメロの陽光で「あらら、そっちなんだ」と思ったし。
これまではLove Letter、打ち上げ花火横から見るか、下から見るか。あたりが1、2を争っていた。これはまだ変わらないかな。
ただ、リリィ・シュシュって最新作でもないじゃん。ビデオになってからもずっと気になってて、でもなんかまわりの評価があんまり聞こえてこないし、もしかして映像がきれいなだけの凡作?なんて思いがちょっくら駆けめぐってたりして、結局なかなか手を出さなかったんだな。
そうこうするうちにBSで「リリィ・シュシュのすべてのすべて」なんての何回もやって(ストーリーわかりそうだったから途中までしか見てないけど)、そうこうするうちに思いがけなくDVDを発見(関係ねーけどタワレコとか、あんなにラインナップあるのにリリィ・シュシュのDVDないんだな、変)。
これまでに岩井作品のDVDってどれも特典映像的なものはなく、触手のびなかったんだけどこれはボーナスDVD1枚ついてたから速攻だったね。
でもボーナスの方のほとんどは前述の「リリィ・シュシュのすべてのすべて」なんだけど(笑)
でもコレ見ると岩井作品の照明やディテールのこだわりとか、久野の例の頭の舞台裏(なぜああしたのか)なども分かって何倍も楽しめるからよかった。
さて、作品の評価だが「よかった!!!」である。
たしかにハッピーエンドではない。誰も救われないのかもしれない。
今までの岩井の作品をスキな人でこれは受け付けないって人がいるだろうことも 想像できる。
でもボクはもう感覚的にどうしようもないんだな。とにかく「よかった!!」としか 表現できない。

スキなシーンが2つある。

1つは、蒼井優(役名なんだっけ)を電車で送る市原隼人扮する主人公。
電車の中でリリィのCDを聴いて赤い座席に体ごと横になる蒼井。

もう1つは、蒼井が哲太とやって金ぱくって主役とメシ食ってて、蒼井がいう セリフ
「じゃ、あんたが守ってよ」

この2つのシーン、すごいスキだ。

おそらくそのシチュエーションと映像、カット割りとかすべてが自分の感性に プキッと来るんじゃないかな、なんて思う。
なんでそこがスキか?と言われても説明できんし。
ただ蒼井の死はなんか悲しかったな。その前のカイトのシーンはそれを引き立たせるためにあるんだろうけど。あまりに悲しいシーンだった。ほんの数秒。

あ、まだスキなシーンがあった。

蒼井がリリィを気に入り、主役に最新作を貸してという。
最新作は連中に壊され聴ける状態じゃない。
でも「最新作はもっといいよ」という主役。
「じゃ、新しいの貸してよ」と蒼井。
おもむろにリュックからCDを差し出す。
「これ新しいの?」
「いやこれはデビューアルバム、いいよ」
「ええ?新しいのは?......けちっ」
結局主役は壊されたことを話さない。
きっと一番それを貸したいし、けちと言われていい気がするわきゃないんだから、 真実を伝えたいだろう。
でも14歳なのだ。
14歳のプライド。そこにボクは14歳のリアルを見たし、岩井も同じように こういう些細な1シーンにも14歳のリアルを意図的に放り込んでいる。
やられた、と思う。
普通ならあそこ「....あいつらにやられたんだ....」とかいいそうなもんなのにな。
岩井はホントすごいなと感心する。
決してハッピーじゃないが、この映画ボクはオススメする。
そしてこの映画が理屈抜きでスキだったオレ、...............
言うと青臭くてゲロでそうになるんでここらへんでバイバイ。


2003|10|02
この数ヶ月ホントきつかったが今日は製品発表会。
会場は200名満席。クライアント系のセミナーでこれだけ集まるとは、と 驚いているメディアもいたっけ。
滞りなく終了。これで一区切り。今日は絶対8時間寝よう。

で、軽く打ち上げ。
生ジョッキ1杯@半蔵門
10月で退職(実質今日くらいが会社くるの最後)の同僚が パートナーさんにお食事会(飲み)誘われてて、 結局オレも行くことになり、 モスコミュール1杯、ウーロン茶1杯@新宿とある29F

帰り。
甲州街道から環八へ左折したすぐのところで飲酒の検問!

「いった........」

よりにもよって飲んだ日にやってんのかよ。
変な棒に息吹きかけるもちょっとインチキして吐くどころか 吸ってハーッっていってみたりするが、やはりポリス。
インチキは通用せず。直接ポリスに息吹きかけることに。

「いつ飲んだの?」

わお、一発でばれとるがな。

「バイクそこ置いて、免許証、貴重品もってこっち来て」

あらららら
悲しいです。
で、検査開始。
ビニール袋にストローがついたやつに息を入れてパンパンにする。
こりゃアルコール検知するわなぁ。一発免停とかなるんかな。
やべーよやべーよ。

「ここの数値が0.15以上だと酒気帯びだから。0.15ちょうどでもダメだよ」

頼むから0.15きってくれ!!!!

測定開始。

「大丈夫だね、気を付けて」

おとがめなし。
数値は0.00。
アルコール濃度一切検出されなかったってことか。
息吹きかけて明らかに「酒臭い」と悟られたのに、 アルコール濃度が0.00なんてことあるんだな。
ま、とりあえず助かった。
明日は打ち上げで飲みなので(もちろんバイクだが)気をつけねば。