1999|08|31
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史上最も最悪な休日出勤。
「引っ越しのため土日どっちか出れる?」(出れる?っちゅーかそれは出ろよ(命令形)だろう)につき、ぐったり肩をうなだれつつ「はぁぁぁ〜ん、じゃ.........土曜」なオレ。つらすぎ。
つーか引っ越し(会社の)平日やれよな。力仕事やとかいってんじゃないんだからさ。
なぜだかしょっちゅう土日でてる人とかいて、ま、忙しいんだろう、しゃーないかもしれないんだが、いまいち理解できないのは、眠いだかだるいだか休日出勤すると素晴らしい人間であるかのごとく後に吹聴な自慢および自虐先行型。
また、ぶつぶつ文句言うのは裏のタバコ吸い場でなく適当な(テキトウじゃないぞ)人に言おうよ。いい年なんだしさ。
勉強不足でこれらこれっぽっちも理解できません。ごめんよ。
もう〜いろいろやりたいのに仕事で時間削られるのってどうにも我慢できませんわ。
仕事とプライベートきっちり分けようよ、キミたち(って誰?)

さて冒頭かたくなにぐちったところでようこそエンド・オブ・夏休み。
ご多分に漏れず最終日、バトルロワイヤル読み終わりました。
数々の読書感想文を残した1999夏でしたが、これについては敢えていいませぬ。
簡単にいうとクラス42人の殺し合い、最後に生き残ったのが優勝ってなストーリー。

いやいや、おもしろかったねぇ。
誤解のないようにいっとくと別に人を殺したり、殺されたりってのが面白いわけじゃなくて(そらそーだ)、やっぱりナイショ。
純文のように1つ1つの描写を噛みしめながらゆくのもまた楽しですが、 こういうカウチっぽい(どんなだ?)文章も出てきたんだねー、と。
これ絶対動かしたいと思ったんだけど、実写じゃ描写が18禁どころじゃないし、アニメかなと思ったけどどうやら安っぽくなりそうだし、結局紙の上だけで終結なのかなぁ。
ってアメリカじゃ発刊できなそうな気もして、
まいいか、よくできたエンターテイメントを読ませていただいて、とそんな心持ち。

そういや、最近 icq とんとご無沙汰ですが、こんなんはいつものこと。
βの時点ですでにポスペに飽きたボク、いわゆる飽きただけ。
めんどくさいっつーか、チャットもあるし、など。

そうそう、そろそろ重い腰を上げようかとふつふつと考えております。
11/21には100パーセントの確率で久々のライブをやるので、 よかったら来てください。っつーかもっと近くなったらちゃんとお知らせします。
今回はカバーにみなさんご存じのあの曲をやろうとアレンジし始めてます。

弟の結婚式用に曲作んなきゃならんし。
楽しみなんだけどね(笑)だって目立つじゃん。
そういえばそういうシチュエーションで「思えば〜」とか歌ってバカ売れして、どこか彼方へ消滅しなさった方もいましたね。要注意。

どんなときも、どんなときも、ボクがボクらしくあるために。


1999|08|26
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じゃーんみそカツファン必見!(いるんかい)

名古屋といえばボクにとってはみそカツ。
つーか天むすとか言われても食ったの東京来てからだし(東京の人、雷おこし食わんでしょ?)。
しかしだ。
食ったことない人がとまどうのが「なんでカツの上に甘いソースがかかっとんのじゃい」てなわけで、これはどうにもこうにも説明不能。
みそ田楽系?とか言われても微妙にちゃうしなーとか(いや厳密には家庭によってちゃうだろうが)。
確かに甘い。
しかも名古屋には焼いたトーストにあんこを挟んだとってもメジャーな「小倉トースト」なるもの(うまいんだっての)が町中の喫茶店に溢れているのだ。
ナゴヤ・スイート・ナゴヤ。

さて、
こんな人づてのゴシップ風批評に耳を貸していては、あんなにもくせになるほど素晴らしくやみつきになる溶ろけそうなふぐの刺身を食わないと同じことだ(食ったことないけど)。
仮に「みそかつ食ったことあるけど、別にどぉーってことないじゃん。」 経験者に告ぐ。
キミはうまいみそかつを不覚ながらも逃してここまで生きてきたのだ。
もはや取り返しがつかないので以下熟読。

夏休み、実家にて年に一度のみそカツ。
あれでも(あれでも?)フランス料理A級の免許を持つわがダディことおやじ。
やるがや。
そのパピーことおやじが渾身の力をこめてバカ息子に食わすみそカツの極上の旨さといったらもう、このやろー。

微妙にDNAを受け継ぐ私に遺言のように何かしたためるタコオヤジことおやじ。
ここに我が家(一応小さな喫茶店(結構本格的な料理もあるが)を一代限り切り盛りモリモリ中)直伝の芳醇なみそカツの「みそ」ソースを披露。実際これ見て改めてボクは作っていないので、言うなればいまいちやなーな場合はイカオヤジことおやじがバカ息子を何の因果か戒める意図で作成したレシピと受け取れるのでそれもまたいとをかしかななりき。
非情にもなぜかしらうまかった場合には、ナスオヤジことおやじにファンレターの1つでも送ったつもりになっていただければこれ幸いである。

料理する人には分かるだろうが、ボク的に意味不明なのには(?)付き。
なぜか10人前のレシピなので、1人暮らしのボクらは少々をかなり少々と、0.3カップをきっちり0.03カップと訳してくれたまえ。健闘を祈る。

まじでうまい
みそかつソース/約10人前(10人前って...)
上白糖80g
赤みそ100g
赤ワイン0.5カップ
みりん0.3カップ
0.3カップ
1カップ
生姜15g
コーンスターチまたは片栗粉10g
一味唐辛子粉少々
サンショウ少々
本だしまたはミタス(?)10g
(作り方)
ボールまたは鍋に赤みそ、上白、すりおろした生姜、水、赤ワイン、酒、みりんを入れ、ホイッパー(?)で混ぜ合わせ火にかける。
火が入ったら弱火にし5分間ほど煮る。
最後にコーンスターチを水に溶いてその中にダマ(?)にならぬように混ぜる。
火が入ったら直前にサンショウ、ゴマ油(上にねえよ)、一味を入れ完了。

赤ワインとか普通の家庭は入れてなさそうだよなぁ。
隠し味っつーかおやじ見栄っぱり?(笑)


1999|08|25
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なんだかね、「アップル」の本。
あまりに自分的にグイっときたので書いちゃえとばかり書いたものの、 簡にして素からは程遠く、だらだら書き綴っちゃってなにがいいたいねんつーことで お蔵入り(←価値あるものに対してやろ、普通)だな、などと思いつつ一転、せっかく書いたし、ま、いいや、と。
おもろい人にはおもろいけど、つまらん人にはつまらんので要注意。

実は1994年に初めてLC575というマックを買ったボクだが、 アップル(って会社)についてはいまだにほとんど知らない。 アップルコンピュータという名称は、創業者の1人スティーブ・ジョブズがビートルズのファンだったことから彼らのレーベル「アップルレコード」から拝借したものである(初耳っすよ)。

LC575といえば当時は最速マシンだったし、ハードディスクもちゃんと160MBもあった(笑)。
つーかハードディスクがついてるマックを買ってる時点でルーキーって感じだが。

CD-ROMはキャディというケースに入れ、ドライブに突っ込むタイプのものだった。 ただLCシリーズはかなり大衆向けの製品で(のちにPerforma(すでに製造中止)へと引き継がれるが)、 もっと以前からのマックフリークが手にしていたマシンは100万円とかする贅沢品だったのだ。
「アップル」の中でLCは"ローコスト・カラー"の略だと知って納得。

人物にしてみてもかろうじてスティーヴ・ジョブズの名を聞いたことがある程度で、 (以前このNotesで掲載したジョブズのインタビュー(主にiMacについてだっけか)にひどく感動したものだが)
最近の活動はともかく創業時の彼や彼がどういう人物かなどまったく知らなかった(「アップル」では触れていないが、結構ひどいやつだという話も)。

この本はアップルを誉めたたえたものでもなく、アップルの業績を手放しに賞賛したものでもない。
ウォール・ストリート・ジャーナルの1記者が当時の模様を多くの関係者へのインタビューなどを元に細部まで細かく描写したアップルの20年の歴史を魅力的に綴った優れた本である。

ビル・ゲイツ率いるマイクロソフトを進化(Evolution)、アップルを革命(Revolution)と称すように確かにアップルの作ったマッキントッシュはその後のパーソナルコンピュータの世界を大きく変えたのは事実だが、アップルのダメダメな部分を包み隠さず述べている点がダメダメながらよい。

アップルの状況は今のマーケット・シェアを考えるとほんとにダメダメではあるが、 多くの失敗をこれだけ目のあたりに見せつけられながら、ボクは今後もMacOSが存在する限りマックを使っていくだろうことを強く心に思った。
そんな本である。されどラブである。
思うに、Windowsってスキで使ってるというよりは「会社がそうだから」とか「みんな使ってて困ったとき困らない(?)」とか「いやーなんとなく」とか「あはん、気づいたら」とかが多いような気がするのは気がするだけだろか?。
マックってなんか言葉でいえないけどラブなんだよなーとか思ったり。
マックがスキだからマック使ってる人って多いんじゃないかな(マックを選んで買った風)と強引に推測(つーかきっと正解)。

まとめるのが下手なので以下はただの箇条書きだったり、文だったりごちゃまぜになることを予告しておく。ちなみにこの本ではジョブスでなくジョブ「ズ」なので、どっちでもいいがそうしておく。

技術的知識はないにしろ希代のビジョナリー(予言者)だったカリスマ"スティーヴ・ジョブズ(右な、左はジョン・スカリー)"がアップルコンピュータを設立したのは1976年。ジョブズ21歳。
長髪でロックスターのような風貌の彼は完璧主義者であり、その影響力は絶大であった。今頃ほれるなよ。

1984年、現在のほとんどのOSで採用されているアイコンやプルダウンメニュー(そこのスクロールバーとかもね→)というGUIによるインターフェースを備えた画期的な「初代マッキントッシュ」を発表。
現在WindowsをはじめとするほとんどのOSがこれをオリジナルとしていることから、 これがすべてのはじまりであった。

1981年に発表されたIBM PC(といってもアップルはマッキントッシュ以前に1977年頃のAppleをはじめ、リサ(ジョブズ、娘の名前を製品名にすんなよな)とか、初期の大ヒット製品 Apple IIなどをパソコンとしては先に世に送り出しており、当時コンピュータ界のドンIBMが大衆向けに出した初めてのパソコンがこれ)はコンピュータに命令をキーボードで打ち込むいわゆるDOSというOSだった。

もしや知らない人もいるかと思って慌てて補足するが、Windows98の下にもDOSが走っているのでWindows使ってる人は2つのOSが同時に走っていると理解しましょう(すっかり偉そうなオレ様)。だからなんやねん。

ただし、IBMがライセンスを放棄したことでIBMクローンのPCが各メーカーから出荷される。いわゆる以後Windowsが走ることになったハードウェアであるPC/AT互換機が世界を満たすことになる。

アップルは一時期OSをライセンス供与し、マック互換機を市場に送ったがジョブズ復帰後(なりゆきは後述)ストップさせ、基本的にハードウェアとソフトウェアをアップルのみで提供するという孤高の立場を選択した。
これは、市場に出回ってるほとんどのマシンで動作するWindowsとの大きな違いだ。
MacOSがPC/AT互換機上で動いていたら.....(これについてはのちほどびっくりしろ

まだWindowsが誕生する以前、ビル・ゲイツはマッキントッシュのテクノロジーこそ業界標準になるべきだと考え、大手メーカーへOSのライセンスを供与するようアップルに働きかけている。
アップル以外からマックが発売されれば、競争も生まれるし、第一、普及という点で大きい。
この時点でビルはOSではなく、OS上で動作するソフトウェアで儲けようと考えていたようだ(腹の中は知らんが)。
ビル・ゲイツはそののちアップルの面々が思っていたのとは裏腹にアップルを競争相手とは見ていなかったようだ(腹黒の中は知らんが)。
アップルのテクノロジーを賞賛しまくっていたのだ。
が、当時発言権を大いに乱用していたアップルのジョン=ルイ・ガセーという男(ジョブズの後継的なカリスマフランス人であった)はこう言いのけた。メルシボク。

「マーケットシェアなどくそくらえだ、マッキントッシュは芸術作品であり、 テクノロジーの優位さはどこにも負けていない、価格も高く維持すればシェアが少なくても利益は多い。ウイ。」

たしかにシェアをとるために価格を下げ、結果シェアはとれても粗利は少なかった。
たしかにこの時点ではテクノロジーでアップルに優るものは実際なかったので、わからんでもないけれど。

ということで、非常に重要なポイントであったライセンス供与はぽしゃった。
やっぱりアップルはシェアの奪回に向かうべきだったんだろうと思う。

ジョン=ルイ・ガセーはアップルをクビになった後、Be社を設立し、BeOSという優れたOSを作った。
ガセーはアップルでの経験をふまえ、BeOSを大衆の届く価格に設定した。
この本を読むと人物相関図があったらよりおもろいだろうと思う。ガセーがBe作ったって知ったときもまじ驚いたもん。
アップルのxxxxは、辞めたあとマイクロソフトのxxxxになったとか、xxxxx社のCEOになったとか、xxxxという会社を設立しただとか、シリコンバレー付近の人間の流れがおもろい。

初代マック登場以前にアップル、いやジョブズにはアップルをまともに経営していく人物が必要だった。

ジョン・スカリー。

長年2位に甘んじていたペプシコーラを、米国の炭酸飲料業界で不動の1位だったコカコーラを抜いてマーケットシェア1位にした人物。
この20年で一番長くCEOを勤めた(10年か?)彼の自伝「ジョン・スカリー」もこの後読んで非常におもろかった。
ジョブズの以下の言葉でスカリーはアップル行きを決意する。

あなたは一生砂糖水を売って過ごすつもりですか?それとも世界を変えるチャンスに賭ける気はありませんか?

アップルのマイクロコンピュータ(当時はパーソナルコンピュータとは呼んでなかったらしい、マイクロの方がかっちょいいぞ)登場以来、星の数ほどの新興企業がゴールドラッシュさながら金儲けに走った中、アップルだけは違った。

彼らは本当に世界を変えるつもりでいた。

大まじだ。
それは上層部だけでなく、開発者レベルまでものの見事に浸透していたようだ。
その自由な雰囲気や開発体制その他諸々において、アップルで働きたがる連中が殺到し、とにかく凄かったようだ。

Windows1.0登場でアップルは明らかにマッキントッシュの模倣であるこのOSに対して訴訟をおこすが(ってWin1.0見たことないけど)、GUIのアイディアはもともとゼロックスのものであり(ゼロックスは製品化にはこぎつけなかったが)、マッキントッシュもWindowsもゼロックスを父としているとゲイツは(こともあろうに)力説している。
また、当時かかれた正式な書面で将来についてもこれを許してしまったため(アップルの凡ミス)、Windows95というほんとにマックにそっくりな外観のOSが登場することになる。ボクは以前CD-ROMショップで働いていたのでWindows3.1はそこそこ操作していたが、これは非常に使いづらかった。ファイル名もまだ8文字.3文字という制約があったし。
つーかWindows95(ま、98も同じく)とかって何がイヤかってすごく窮屈な感じがするんよ。1つの文字通りWindowの中に閉じこめられていろんな操作するって感覚がどうもなじめないんすね。アプリ開くとウィンドウいっぱいにきっちり隙間なく開いちゃうし、苦しい〜って感じ(笑)
比べてマックはなんかなんでもありというか、開放された操作感がある、自分にとっては。

が......このころ(っていつ?)、すごい計画がアップル内にあった。

スター・トレック・プロジェクト

これはインテル・チップ搭載機(いわゆるPC/AT互換機)上でMacOSが走るという夢のようなプロジェクトだった。

これの意味がわかるかね!!!?わかるよね???

すでにWindows3.1がそこそこ使えると評判で(どう考えても3.1はカスだったけどね)マックのシェアは下がる一方だった。
Novellの開発者も参加し(このプロジェクトの項はおもろい)、プロトタイプまで進み、2〜3年で商品化できる地点まできていた。Windows95と同時期にリリースできる感じだったかも。
このプロジェクトにはほんとに胸躍らされる。
当時アップルの他の部門の開発者たちは絶対実現不可能なプロジェクトだと思っていたらしい。
今までアップルのハードウェア上でしか動作していなかったマックが、無名有名様様なマシンで動作する。
これがぽしゃったのは最大のアップルのミスだと思う。
ぽしゃった原因はこうだ。

インテルが急ピッチで高速チップを開発し続け、マイクロソフトの新OS Chicago(Windows95)出荷前に、アップルもIBM、モトローらと提携し採用する新チップ、PowerPCで動作するマッキントッシュを早急に開発しなければならない。シェアでなく、テクノロジー的に優位に立たれてはアップルの未来はないわけで。
のちのPowerMacっすね。
アップルの財政は常にどん底とそこからちょっとだけ抜け出すの繰り返しで、両者を同時に進行させる余裕はなかったのである。

二者択一。

アップルはPowerPC搭載のPowerMacを選んだ。
確かに世の流れとしてPowerMac投入の時期もここを逃したらいけなかったかもしれない。
わかるがスタートレックが消えたのはあまりに大きい。

いくつかおもしろい話が、

IBMとの合併話(ビル・ゲイツもこの本で初めて知ったとか。IBMとのセンセーショナルな提携とは別)

サン・マイクロシステムズによる買収(皮肉にももっと前にアップルがサンを買収候補に挙げていたりする)
アップルの知名度の方が高いので社名を「Apple」に、とまで言われるが蹴る。 アップルのローエンド向け市場と、サンのSolarisによる法人向けハイエンド市場、さらにインターネットにマイクロソフト以上に遅れたアップルにとってサンのJavaテクノロジーを考えると両社の合併後の未来は明るかったように思うが。

話が前後するが、マッキントッシュが華々しくデビューしてからわずか数年後のこと、あちこちに口出しするジョブズは社内の混乱を招き、いかんともしがたくなり、皮肉にも最高のペアであったスカリーから権限を剥奪され、解任、NeXT社を設立し、アップルより全然先に10年は早かったと思われるマイクロカーネル装備のNeXTSTEPというOSを作った(が、あまりに高額だったためあまり普及しなかった)。

CEOは、ジョン・スカリーからマイケル・スピンドラー、ギル・アメリオ、そしてあの男へ。

System7以後(日本では漢字Talk7)事実上次期OSコープランドを断念したアップルは早急にマイクロカーネルを装備し、メモリー保護、マルチタスクを実現する次期OSにとりかからなければ未来はなかった(MacOS 8とか8.5とかのことじゃないよ)。
いくつか候補がでたが、1から自社内で書くことは時間的に無理であり、ガセーのBeOS、ジョブズのNeXTSTEP、サンのUNIXなどのうち、NeXTSTEPが選ばれた。

NeXTはアップルに買収され、カリスマ/スティーヴ・ジョブズが還ってきた。
この本の原書(英語版)では、ジョブズによるニュートン・プロジェクトの廃止、マック製品ラインナップの大幅縮小、現在でもアップルの大きな指針となっているキャッチ" Think Different "などでちょっとどん底からは抜け出したかな、でも前途は決して明るくない、てなかなりマイナスな沈んだノリで終わっているが、日本語版では16章の終わりを変更、新たに17章を足している!
この17章があって救われるよ、まったく。

以下17章より

1998年、暫定CEO状態のジョブズ。
普段と違い、髭を剃り、スーツを着、報道関係者、アップルの従業員の前に現われた。
ちょうど14年前の1984年、初代マッキントッシュの御披露目と場所も含め、まったく同じシチュエーションだった。
ジョブズが発表したアップルの新製品はこれまでのパソコンとはなにやら違っていた。

iMac

ディスプレイには初代マッキントッシュが「hello」と表示していたのに答えるように 「hello (again )」とあった。

とはいうものの、この本はiMac発売前で終わっているのでやはり「アップル復活!」てなノリでは終っていない。
詳しい数字とかはわからないが、iMacは明らかに成功した(もちろんのちの5色iMacの大成功も!)
ポリタンクG3、白リンゴのニューPowerBook G3も。
そしてiBookの反響(少なくともボクの周辺での国内の熱狂ぶりは期待度高し! 実際売れるかはフタを開けてみんとね)
そしてMacOS X(これはよくしらん).....

マックが好きで(理由はなくてもいい)マックを使っているひとには是非読んでもらいたい本だ。

(上)の序文であのガイ・カワサキが「本書に記されていることがらの大半はアップルの熱烈な愛好者にとっては読むに耐えないものではあるが...」としているが、 カワサキくん、楽しんで読んだよ、ラブだよ。
いざ読まん。

夏休み読書感想文終わり。
そう、ボクの感想文は記憶ではストーリーのあらすじをかいつまんで1割くらい「こう思う」と足したような「それ感想文ちゃうやん」なものなわけで、これもまたそんな中の一品。ことえりなみに学習してないなオレ。


1999|08|21
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どう考えてもおもしろいわけのないつれづれなるままに名古屋日記でレッツゴー

8/13(金)

仕事朝無理矢理午後六時速攻退社宣告もむなしく人並みに忙しい。
6:15にぶんと待ち合わせ中につき、ただただワリイ。
気持ちだけ時速180kmでバイクをとばすが、現実はもうちょい遅め。
約30分遅れでぶんと合流。さっそく持参頂いた MO ドライブを装着。
TokyoLomoHeads のチケットとフライヤーのデータを move。
TokyoLomoHeadsアツイっすよ。ロモ持ってる人は写真を送ってWallとかにしちゃおうー。おもろいぞー。別にめんどくさくないって。

9時に名古屋駅に待ち合わせには7時に新幹線に乗らねばならぬが、 すでに7時を突破中。ダッシュで飛び乗り、東京駅。
まったくムダなく乗るも20:38発。
到着は22時30分くらいか。
彼、いわゆるなんやまは了解してくれたが奥さん、いわゆるみゆきちゃん(新婚3か月)同伴につき、ただただワリイ2。
おっと、その前に家にあった食パン2枚から東京リターン後ほそぼそと 見知らぬ植物が生まれること百も承知、憎さ百倍なので、新幹線の中で食おうと スライスチーズとともに詰め込んでいたので速攻食う。うまいがプア風。
到着。

相変わらず変わってない彼ではあるが今年は何か違う。
彼女でさえ紹介されたことがないのに、いきなり奥さんを見せられる。
籍入れる前に孫を見せられるおふくろの心境だ。
かわいいー。猛烈にかわいいっす。
今まで老人介護とかを仕事にしてたからというわけではないが、性格もめっちゃいい。
彼、大金星である。
この妙な3人の組み合わせにおかまいなしに目前のカップルはノロケモード全開。
ま、うらやましいけどよかったよかった。
しあわせになれよっていいたいとこだが、すでにしあわせだおまえよぉ。

8/14(土)

昼すぎにケッタ(注:自転車の意)で栄方面へ。
栄という町は東京でいえば渋谷、新宿の縮小版。
余談だが、名古屋駅は東京でいえば東京駅といったところか(ちょっとちゃうけど)。
栄と名古屋駅は地下鉄で2区間の距離であったりする。

栄のテレビ塔(東京タワーの簡易縮小版)のあるセントラルパークでバンド演奏発見。猛暑。
8バンドくらい出場(?)してて、ちゃんとPAとかもいる。
見るからにハードロックな暑苦しいバンドが
「暑いから声だして暑さぶっとばすぜー」
とオーディエンスとかけあいを始めるも、 暑さはつのるばかり。
結果、涼しいを超して凍えたというのは言うのもはばかられる。
次に現われたのは、中途半端にビジュアルな野郎ども。
ボーカルの青シャツ、赤パンツくん、カッコいいよ、君。わかるけど
「俺ってカッコいいでしょ?」
すぎでカッコ悪すぎ。
曲が壊滅的なので速攻去る。現実は厳しいっすね。

さて今日の目的地、新栄にある meli-melo へ。
ロモつながりの後藤さんが後藤さん姉と経営(かっちょいい〜最高経営責任者っすね<影響受けすぎ)する店。
雑貨屋っつーかいろんなアーティストの作品を委託販売してたり、買い取って販売してるかわいい店。
スキなもんをマイペースで売る(採算については維持できてりゃいいじゃん)ってのが実に心地いい感じ。
メールにあった「名古屋は年齢層高いから..」発言にもしやオレを76年生まれとか思ってたりとか?と、"まっさかなー"と思いきやホントに思われててあれれ。そなの。
ほかの人にもメールで「東京から男の子がくる」という書き方したらしいが、キミより立派に年を経ているのだよ。
ていうか"ガーン"。
活字はコワイね。ペリエとオレンジカルピスのシェークしたのをいただく。
後藤さんはかわいい人でしたよ、店に馴染んでたし(当り前やんか)。
金曜に再会します。バイバイ。
7時すぎていたので東京じゃ滅多に見られないグランパス戦の TV を見に、ケッタ漕ぐ漕ぐ。
ものの20分で着く。かっちょいいー。
つーかピンクの超ママチャリであることは隠しておこっと。
サンガに3-0で大敗。ピクシー切れてレッド。最悪だ。

8/15(日)

今年はまったくといっていいほど友達と休みがずれた。
先週で夏休みが終わったよんちゃんと会う。
腹8か月の奥さんが留守番してるのであまり遅くまで遊べない。
年に一度のスペシャルイベント麻雀はメンツ不足のため中止。
午前中は読書。
今年はそういうことで時間が空くってことで本を2冊買っておいた。
ついこないだまで「永遠の仔」を読んでいたので頻繁に本を読まないボクにとっては かなり異例のことだ。
その1冊も約半分まできていた。

「アップル(上) 世界を変えた天才たちの20年」

これについては別のセクションで述べよう。あまりにおもしろすぎ。

よんちゃん到着。
半年前に行われた(行けなかったが)中学校の同窓会(?)の話で盛り上がる。
当時ヤンキーっつーか番はってたゆっくんが発起人てのもすごいが、 当然というかヤンキー人口が多いのが笑える。
オレの話題になったときに近くにいた連中が会いたがってたらしいが、 よんちゃんいわく
「顔見てもだれがだれだがわからんのだって、まじで。特に女は1人もわからんかったかも。」
「だってさぁ..」と続ける。
「よんちゃん、変わってないねー」と話しかけてくる女がだれだかよんちゃんには分からないのだ(笑)
対面の「ビビンバ、相変わらずビビンバだなー」というだれかの声でよんちゃんは話しかけている女が どうやら"ビビンバ"というあだ名だったと知るが、"ビビンバ"言われてもいっこうにわからんわけで、
もちろんオレもしらんわけで。
中学校の卒業アルバムを引っぱりだし、ビビンバ解明大作戦が始まったものの結局そこに ビビンバはいなかった(っつーかわからんかった)。

そろそろてつのぶのとこへ。
似非ジャニーズ顔の彼は上京物語、新聞配達のかたわら、大学進学をめざすもドロップアウト、なぜか突然ボーカリストをめざしはじめるもこれまたドロップアウト、突然名古屋に戻り、おやじの家業を継ぐべく不動産屋で出直すもドロップアウトっつーか倒産、ここでまた突然オレら友達が彼にもっとも似つかわしくないサービス業、しかもその中で最も「おまえじゃないだろ」なところへ就職。
彼が選んだのは天下のマクドナルドであった。
よくやつを雇ったもんだとマックの懐の深さを感じたものだ。
店を持つって意味では彼のリーダーシップを考えると十分考えられるのだが、 店頭でにこにこ「いらっしゃいませー」っつーのが残念ながらまったく柄じゃないのだった。
オレの予想ではフレッシュマックバーガーとやらは1回しか食ってないけど、もういいやってもんだったし、 売り上げも惨憺たるもんだと思いきいてみたら、案の定そうらしい。
この製品は「ハンバーグ」をはさまなかったマックの挑戦である(と思う)が、 ただでさえ欧米に遅れているヘルシーさんなボクら、10年ははやい製品かもね。
てつのぶは次の日からの半額バーガーの準備を始めていた(東京ではすでに終わってるが)。
関係ないがこのてつのぶとよんちゃんの最強コンビは高校の時、 ちょいと時間があればナンパしまくってたよ(笑)
ちなみにてつのぶは1男1女のパパ。
21か22の時に当時19だったひろちゃんと結婚したんだな、時ははええな。
そうそう、みんなに言われるんだが
「おまえ、髪金か黒かはっきりしろてー」
しらんがな、オレはタレントさんじゃないっての。

夜、弟と弟のフィアンセ純ちゃんとマイファミリーで夕食。
純ちゃんA型判明。
てことは....ここにいる5人がすべてA。
しかもA同士の夫婦が2組。やばすぎ。
なんとかAの牙城を崩さねば。濃すぎるっす。
その後、家族円満麻雀。変則年功序列式にオレがトップで荒稼ぐ。

8/16(月)

今日から3日間はまるで予定なし。
ちょうどいい機会なので本を読みまくろうと思った(普段ほとんど読まないので)。
引き続き「アップル(上)」を読み、夕方終了。
過激なあまり新人賞を逃したといういわくつきの「バトルロワイヤル」が控えていたが、止められない。
もう「アップル(下)」がなんとしても読みたいのだ。
(上)は1993年、1994年ごろで終わっている。
いわゆるボクがマックを買う前のアップルについてだ。
最初のマッキントッシュが世界を変えたように、 PowerMac の登場でまた世界が変わるという直前で(上)は終わっている。
探しに恒例のママチャリで疾走。
結構でかめの本屋、あんまりでかくない本屋、もっとあんまりでかくない本屋。
ない。
BookOff というレンタルビデオ風2階立ての古本屋へ。
「アップル」中でちょくちょく引用されるジョン・スカリー元アップルコンピュータ CEO の自伝「スカリー」の 上下を発見。どちらも定価の半額。買ってしまう。分厚い。勢いはいいが、やばいかも。
それでも「アップル(下)」あきらめられない。家へ向かったが、引き返し、もっとでかい本屋をめざす。
ビル・ゲイツやら DELL のマイケル・デル氏自伝や Linux は Windows を超えられるか本、などがあることから 100%あると断定。
やった、あった。しかしビル・ゲイツや松下幸之介やらが "ビジネス" の棚にあるのに対して、 「アップル」というタイトルの小説とでも思ったのか "外国文学" の棚にひょこんと。
さすがに Windows 一色の名古屋タウン(オレの友達周辺調査より)。末期です。

8/17(火)

「アップル(下)」読み終わる。今日はこれでめいっぱい。

劇的なサヨナラで中日が巨人を破る。
興奮名古屋。つーかオレん家。

8/18(水)

「スカリー(上)」読み終わる。今日はこれでめいっぱい。
1988年発行てことに気付く。10年以上前やんけー

「アップル」の初期の模様が手にとるようにわかるんでいわゆるシナジー。
最初はペプシ時代の話が続き、ちーと退屈かなと思いきやマーケティングの天才だけ あってその手腕にうなづかされる。本意ではないが、勉強になる。

"競争相手と同じ土俵で戦ってはダメだ"。

なるほどねぇ。ってこれだけじゃわからんか。
ソフトウェアに関していうと「あっちにはこの機能がないが、こっちにはある、 あっちよりもこっちのほうが互換性がある」って優位性を提示するだけじゃ当り前っつーか 勝てないんだろう、と僭越ながら思う。
ボクはもうマーケティングを担当していないが、これを読むとアイディアがでてくる 予感がしてなぜか胸踊る(なんでやねん)。

アップルの初期の話としては、ジョブズ率いるマッキントッシュチームの今でこそ 当り前のウィンドウのスクロールバーの誕生(まともな状態で)。
ラボでのチーム全員の興奮ぶりがダイレクトに伝わる。
また、ジョブズは技術者を芸術家と呼んでいたらしい。
エンジニアをアーティストと呼んでいた、ということかなあ。

そして、スーパーボールでの60秒CM。「1984」
アップルが初めて莫大な費用をかけた映画監督リドリー・スコット(エイリアンやブレードランナーの監督)による画期的なCM。IBMとの一騎討ちをイメージづけ、このCMはいろんな賞をとった(見てないけど...)。
これの顛末も詳細に書かれている。

ジョブズとスカリーの友情。

中日連勝。マジック寸前。ヤッホー。

あ、カッシーニ落ちなかったね、あはは。忘れとったわ見事に。

8/19(木)

「スカリー(下)」読み始める。

ジョブズがマッキントッシュ部門だけでなく、あちこちに口を挟むようになる。
気持ちはわかる。
伝説の彼に「わかるよ」っつーのは非常におこがましすぎではあるが、 この種の人間てなかなかそれを変えられないんだよね、頭ではわかってるのに。
で、結局組織からは浮いた存在になる。まさにね。オレもそうだし。

午後、おーつかと会う。
ショーン・コネリーの「エントラップメント」観たいというが、これは阻止せねば(笑)
結局押しでキューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」観る。
映像的にはさすがにハリウッド然としてなく、ま、好みではあるが、 わからないとかわかるとか以前に面白くない。

中日またしても劇的な延長サヨナラにて3連勝。いえい。

8/20(金)

それにしてもこっちは雨が多いな、そっちも多いのかな。
あ、ちなみにこれは Performa 275 で書いてます。
ハードディスク160MB、メモリ8MB。漢字Talk 7.1。
エディタだけなら全然十分。

夕方「スカリー(下)」終了。

友達たちとの休みはかなり不幸にずれ、膨大な時間が押し寄せたが この休み中にハードカバーまるまる4冊読めたのは充実度満点。
4冊目の終わり間際はかなり義務感に急かされていたけれど(笑)

名古屋は車社会だ。そして車中でスキなCDをかけたりって人もいるんだろうが、 ZIP FMというラジオを聴いてる人がまわりに多い。
こないだ名古屋弁ラップとかいう「ちょっときいてな」って曲がかかっていた。
最近ヘビーローテらしい。
関西弁バージョンがオリジナルのこの曲、なんともけだるそうに耳馴染みのある 独特の方言が通過してゆく。
全部をちゃんとはきいていないが、その中の次の一行あなたは理解できるかな?

「絵の具忘れたでかしゃぁー」

さて、これどこで区切るのでしょう。

  1. 絵の具、忘れたでか、しゃぁー
  2. 絵の具、忘れた、でかしゃぁー
  3. 絵の具、忘れ、たでかしゃぁー

    正解は、

  4. 絵の具、忘れたで、かしゃぁー

である。
意味は、
絵の具を忘れたので貸してくれー。

たぶん「絵の具」のアクセントも東京のアクセントとは違うと思われる。
あと、一言いっておくが自分は名古屋出身である、というと 必ず「みゃぁ、みゃぁ、いうの?」と(押し殺した嘲りを伴って)きかれるが、それは一世代前の人の言葉だろう。
オレらはめったにいわん。

さて、でかけるかな。

名古屋ロモラーと密談(?)
n.v.cafeイベント中につき、断念、残念。
ソファ・カフェ(?)でお茶、移動。
手羽先で有名な風来坊へ。
その後、お茶しにZETTONへ。舌呑と書いたりする。
午前3時ごろ帰宅。
総勢7名の集まりでしたが、なんとも不思議なことにだれも写真を撮らないばかりか ロモさえ見かけない。ディス・イズ・名古屋流。
当初東京のオフでカメラをがんがんテーブルに並べる光景にカルチャーショックを受けたが、 これは逆カルチャーショック。
ボクサイドからはまったくみな初対面で、名前をも知らなかった人がほとんどっていうハンデ戦ではありました(なんのハンデやねん)。ネット絡みの集まりでこういう状況は初めてかも。
名古屋にいれば名古屋弁のラッシュにまかれると思いきや、意外にも時々発せられる標準語、標準語的アクセント。
つっこむオレ。浦島っぽい。
あと実にタバコを吸う人が少ないんだなーなどと思ったり。
フリー(ランス)の人多いんだなーなどと思ったり。
おもろかった。また会おうね、と2000年。
あ、それとボク「恋愛体質」呼ばわりされてましたが、いまだに「恋愛体質」って意味がわかりません(笑)
そしてこの会をセッティングしてくれ、帰りはわざわざ車で送ってくれた後藤さん@meli-melo に感謝謝謝。
ようわからんけど胃のへんがいたかったよー

8/21(土)

なんと11月に結婚する弟、早々と家を建てると、なんですとー。金持ちすぎ。
で、地鎮祭でやがれ発令。
休みってのに4時間しか寝てねえ。ま、いいや。ザッツ・兄弟愛オエ。
その後、純ちゃん(お嫁さん)の親になにやら宝石でも入っていそうな箱を差し出される。
「ん?オレになにか、くれるの?そういうもん?おお、青いぞ。宝石っつーか、指輪?ピアス?ピアスはないか、なんだろな」
とまじで思ったのだが当然っちゅーかタイピン。つ、つらい...。
指輪なわけないわな、改めて考えると(考えるまでもない)。
本真珠とか言われても価値がわからんし、ほとほとピンとこない。
ぶたに真珠っつーより呉越同舟っぽいな。いうなれば。
初めて会ったわけだが、絶対間違えたと思ってるよ(笑)、義父母よ。
ロックンローラーでゴメン(違うけど)。

終わってから速攻東京へ向かう。
新宿。落ち着く。なぜだろ。
元々閉塞感を感じていてとにかく名古屋を出たかったわけだから 故郷・名古屋って感覚はもう薄いんかな。
とにかくリラックスできる東京。不思議だな。
そういえば、なぜか焼けてるんだが、どうやらケッタ焼けらしい。なんだかな。

とうとう未知の領域、FLASH4を買ってしまう。ああ。
新しいソフトウェアってちょっとしたこと覚えるのも時間かかりそうな予感の雨あられ。
東京は名古屋より青い空だった。
あ、それと名古屋って地下でも携帯スカスカ3本たってるよ、さすがエルトポの街。

あ、それとネット自体はこうやって1週間ちょっと離れてても全然問題ないやーなわけだけど、ギター弾きたくてなーってのはあるね、で、ちょっと安心したり。

ながいねこれどーでもいいけど


1999|08|11
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なんだっけウッチャンナンチャンのテレビ。
ホントのトコロというらしい。
何度か見たことある番組で先週たまたま見てたら「未来日記」ってのを やってて、今日第三話、最終回でした。
久々におもろい企画だったっすよ。
オーディションで決定した今まで会ったこともない見ず知らずの男女(タレントではない)。
彼らを恋人に設定してドラマが作られる。
未来日記という今後2人に起こる出来事が書かれたいわゆる台本を ロケ前日の夜にお互いに渡される。
ロケ中に今後の未来日記が渡され、2人はそれに従い行動する。
時にはお互い別々の未来日記を渡されることもある。
第三話にこんなのがあった。

彼女の未来日記
「2人の思い出である知恵の輪を海に向かって投げる」
彼の未来日記
「彼女の投げた知恵の輪を素潜りで探す」

当然彼女は自分が投げたあとの筋書きを知らないわけで、彼が服のまま 海に潜り、1時間探したあげく見つけるのをただ呆然と、そして「もういいよー」と 見守るのみ。こういった仕掛けだ。
未来日記にはどこどこの喫茶店で待ち合わせ、その後海へ向かう、といった 簡単なことしか書かれておらず会話は原則としてアドリブ。
車がガス欠し、3時間車を押すはめになったり、彼女の帽子が飛んで海へ 入って取り戻したりと、2人にはいろんな試練があり、そういった出来事を ドラマの中で体験し、現実に恋が芽生えるか、っちゅー企画。
そして未来日記に書かれ演じる以外に2人が接触することは許されず、 電話番号もお互いの住所も知らないまま、第三話最終回で別れるという設定。
結局スキになってしまったお互いは不本意にも最後別れのシーン。終了。

ここで終わりかともやもやしていると未来日記の最後の1ページは自分たちで 書き記すということになっていた。
そしてお互いが「別れた海で再会した」と書いた。
2人はドラマなのか現実なのか花火の終わった夜の浜辺で再会した。
うんうん。

ところで、「ギュッと絞ったレモン水」うまいっすよ。


1999|08|05
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8月18日まであと2週間をきった。
20億の人間を殺すに足るプルトニウムを装備した土星探査宇宙船カッシーニが地球に戻ってくる。ノストラダムスの例のやつ。
7の月っつーのは彼の生きた時代でいうと8月にあたるらしい。
「1999.8.18 ノストラダムスの謎をインターネットが解いた!」
なーんて本まででちゃってまじかいな、とは思うのだけれど ホントにやばいならボクの場合は「まじやばい」とアナウンスしてもらいたいな。
1日1日充実した毎日を過ごせばいつ死んでも後悔はない、なーんて超坊主級なできた人間がどれだけいるのでしょうか。あ、口だけじゃなくてね。
少なくともボクは「さよなら地球、楽しかったのだー」なーんて笑って死ねないっすね。
コワイ、とか痛い?とかそういうのは考えないけど、とにかくまだまだやりたりないことが多すぎる。
せめて告知してくれれば残された2週間ホントに懸命になるでしょう。ガンとかの告知も同様。
名誉も金も地位も価値がなくなる、ただ人としての尊厳だけはって前提の2週間。
さて、なにしよっかな。
とりあえず路上ライブとか。
1個人が死ぬ前にしようと思うことなんてたかだがしれてるんだね。
路上ライブだってさ、あはは。
でもまずこれが浮かんだんだからしゃーないよな。
もうちっと人類に貢献するような行動、ウソでもいいから思いつきゃいいのに。
あとはいろんなラヴと一緒にいられたらとは思います。

しっかしあれだな、20億殺せるプルトニウムあったらとりあえずすげえ数のデロリアン速攻作るね(ちゅーか作ってるでしょ、どっちのビルくんでもいいけどさ)。あ、その前に未来にいって実用に耐えうる完全なクローン技術を盗んできて博士を20,000人くらい作成。
ちょいと待て、デロリアンの前に未来に行く方法を考えなきゃな。
どらえもん。
あ、手塚治虫くん逝去につき。
ま、細かいことはさて置いといて20,000人の博士が不眠不休でデロリアンをめっちゃ作成して、8月18日以降をそっと覗いてみる。
地球の人口が60億くらいだから2/3は「よかったな、オレたち」と歓声をあげている頃だ。その2/3の地域に8月18日以前に引っ越してしまおう。
20億人が大移動をして、すっからかんのとこにカッシーニがドボン。
あー、よかったよかった。
と思いきやかなり人口密度の高くなった、バスでいうと後部座席に100人詰め込まれたような状態の地球は重みに耐えかねてくるくるくるー。
ひゅー
ドカーン。
人類滅亡。
あかんがな。

重かったので全然読んでないけど(トップだけ流して読んだ) 知りたくて知りたくて死んじゃいそうーな方はこちらをお読みくださいな。

そんなことよりかなり黒が目立ってきたこの髪、そろそろ美容院で再ブリーチするか否かの方が問題だ。
それとこないだボーカルスクールのレッスン中に主のオレに無許可で勝手に友達に電話してレッスン内容を録音するなってのオレ's 携帯。つーかロックとか機能覚えようよ、オレ。


1999|08|03
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カビキラー3980円。

あなた、買いますか?

ボク買います。

ホントは398円だけど。

とある日、友達に「この風呂場のカビいい加減やばい、なんとかしたら」命令が下る。
カビくんは生き物なのさ、犬やうさぎや猫と変わらないやんけとちょっぴりウソぶいてみるも、じゃ、体に住みつく垢くんはなんなんだと言われると閉口一直線なこの頃なわけで、立派に増殖を続けるカビくんを荼毘(dabi)にふしてやろうと一念発起。
豚に真珠というか、カビにカビキラー。
どうだ、おいしいかい?
わお、すごいっす。風呂場が5段階ステップアップしてます。明るいです。
とりあえず試しにってことで数万匹のカビはまだ残ってますが、数億匹のカビは 排水溝へと帰っていきました。つーかカビキラーてごわし。
長時間やってると涙があふれたり、のどが苦しくなって居心地きわめて悪かろうなのでそういう目的、嗜好の方にもいちじるしく最適。
398円。
マジック。

マジックといえばちまたで猛威をふるっているAgfaのUltra50。
これカメラのフォルムなんだけど、異常に高値で取引されてます。
ヨドバシにて760円。通常の倍以上します。奮発してかろうじて2本ゲット。
その代わりこいつで撮った写真は手強いっす。ちゅーか言葉でいっても伝わらないのでいいのが撮れたら即日開票します。
ASA50って感度なんで(普通100とか400とか)、最近の真っ昼間のような 光の多さだといけそうっす。
それはそうとロモについてきたフィルム(別に大事にとってたわけではない)やっと使ったんだけど、これまた36枚中1枚もまともなのがないっつう自分内トラジェティ誕生。

マジックといえば全員一致、デファクトスタンダードで「言葉」。
言葉のマジックといえば人のテキスト。数あるおもろいテキストの中でも(というか あんまりしらん)今日は珍しくボクのおすすめするページをお伝えするのである。
ノリ(本名:ノリャ、性別:実際はしらんが本人申告によると女)
過去デブだった頃のテキストの逆襲を例にあげる。

ここからは記憶を辿るので真実は彼女のページで要確認。

ノリ(仮)はある日、決断した。え、エステに行くの巻。
入り口までくるとはるかに私よりグレードアップしたデブがそわそわ中。
つられて私もそわそわ。なかなか踏み切れない。重いドア。
ためらいさんが2人いてもためらいが2倍になるだけで。
そして「全然太ってないじゃーん」とお互いココロにもないセリフの握手。

この「ためらいさんが2人いてもためらいが2倍になるだけで。」が絶妙。

ま、ここだけ読んでもおもろさは伝わらないのでよかったら行ってみてください。
ニッキやテキストの逆襲といったテキストはボクのつぼにぐさりときます。
彼女は現在、アイダホだかオハイオだかで余生を暮らしております。
ページのタイトルは「あたまのエキス


1999|08|01
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気づいたら8月。お粗末ザ・夏。
2晩連夜の飲み会の初日のカラオケでは覚え立てのラルクのPiecesなんぞ歌ってしまうものの、ウルフルズこそキミにしっくり、と顔文字使いたくなるくらい悲しげな批評を頂戴し、3の線でゴーとかそういう雰囲気が3人でわりに無理矢理的な弱酸欠系2人部屋を満たす。気持ち涙。
かばちゃんと、匿名K氏と。

昨日は昨日で実にうまい焼き鳥を食ったと思う。ゆーすけくん、のっこちゃんと今夜も3人。かのゴダールは「男2人、女1人、この3人がいれば映画ができる」ってなことを生意気に申しておりますが、ま、そんなこんなで遅くまで楽しかったっす。 結構濃い話もしたし。
グレーのコンタクトだがグリーンに見えるとコメントをもらう。
2日間、チャットを守ってくれた無人くんどうもありがとう。
って進んでねーよはやってねーよ、それ(光速単位で読み駆け抜けろ)。
で、朝4時に帰ってきて10時開店とともにレンタルビデオ屋へ。
がーん
つーかまぎれもなくラッキー
お目当てのアルマゲドン1本。燦然と輝いておられます。天才的勘其処在。
泣きましたねぇ、これは。久々に号泣嗚咽系。

コンタクトワールドではまだ猿の域にも到達しえてないボクではありますので、 無意識に目をこすってはがしてしまったり、えっ、てことは寝不足のとき、世の コンタクトワールドの住民はどうしているのかしらとそそくさと考えてみたり、と 相変わらず世知辛くいそがしげな日々を邁進しておりますが、暑中お見舞い申し上げます。

ちょい前に渋谷で遭遇したタレントのキミを激写ロモ。誰でしょう。

これじゃわからんね。

じゃ、2000倍拡大。

で、これ。ええそうっす。

今クールのドラマほとんど見てなくて彼らのもあんまり見てないんだけど、たまたまオープニングから見た時が1回あってなにげに見てたらこのシーンでしたよ。
ほんの1秒くらい。アイスクリームがでてくるシーン。つーかこの瞬間に渋谷である意味はまるでないと確信。あんな人混みざっくりの休日の渋谷の町で野次馬くんたち(オレ含む)が視線でキッスの海の中...。こういうのもプロモーションの一環だったりして、どうかねぇ。

すでに作成して送った彼用ウェディングソングのつづき
MD2for his Wedding
  1. The Way I Feel Inside / The Zombies

  2. I'll Call You Mine(single version)/ The Zombies

  3. I'll Call You Mine(overdubbed)/ The Zombies

  4. Happy Together / The Turtles

  5. Day Dream / The Lovin' Spoonful

  6. My Father / Graham Gouldman

  7. Homburg / Procol Harum

  8. Reality / Richard Sanderson

  9. Your Eyes / Cook da Books

  10. Eddie Walker / Ben Folds Five
    彼もBF5はスキなんだけどさすがにこれが入ってる企画もんのアルバムは持ってねーんじゃないかなーと。

  11. Far Away / Carol King
    なんとなくね、キャロルキングかなと。

  12. Without You / Harry Nilsson
    そろそろベタな曲が...

  13. Your Imagination / Blian Wilson
    コーラスとかストリングスかな、と思って気づいたら入れてた。こないだ出たばっかのいい曲。

  14. We're All Alone / Boz Scaggs
    「ぼくらはみなひとりぼっちさ」結婚式の歌かい、ってまーね、雰囲気(ベタ)

  15. Day After Day / Julian Lennon
    ジョンはあえて外して息子に託す

  16. Clair / Gilbert O'sullivan
    Alone Againをあえて避けて

  17. Tracy Hide / Wondermints
    美しいです。ブライアン・ウィルソンがきてこっちへ。

  18. Bye Mr.Jones / Pockets
    ドイツのポケッツ。この手のバラードっていっぱいある気がするけどこのあたりにくると「これもいれたれ」てな調子。

  19. Here Comes The Sun / Pockets
    こっちをまず入れようと思ったわけ。ビートルズの曲をテンポを早くしてかっちょいい仕上がり。

  20. You and Me Song / The Wannadies
    これも割に盛り上げ用かなと思ったけど、実は展開的にドラマチックなんだよね。サビ以外はラウンジっぽいし。

  21. Walls come Tumbling Down / Style Council
    スタカンもいれたれ、と。ベタすぎだが最後までShout to the Topと迷ったが、ホーンでこっちかな。

  22. The Entertainer / Scott Joplin
    途中で74分終わるが、余興だか愛嬌だかってことで。これで終わるの結構いい感じ。ご存じ映画スティングのテーマソング。ラグタイムっす。



金曜夜電話かかってきてかなり喜んでたので、編集したかいあったなーと思ったものです。
バイ。

あ、つーことで長らく更新さぼりの映画レビューLomoの写真をアップ。
感想は閑古鳥流BBSでもよろしくてよ。