2002|01|24 |
幸先(さいさきってこう書くの?)いい2002年だ。
ボーカルスクールで応募していた東芝EMIとポニーキャニオンの
たぶん共同オーディションなのかな?に一次審査をパスし(スクール内だけの
だが)今日二次審査があった。
二次審査っていってもどうせボーカルスクールのイントラの人とかの前で
歌うんだろうとか思っていたのだが、実は実際東芝EMIの男の人1人と
ポニーキャニオンの新人発掘の女の人1人の前で歌うのだった。
場所はスクールの前(山手通りを向こうに渡る。ってどこよ)の建物の2Fの一室で縦に長めの
殺風景な空間。公民館的な。スチールイスがあって。
テーブルが1つ。そこに審査する人が座っていて、その前で歌う。マイクもない。
なにもない。これぞオーディションなのだ、と思った。
数えるほどしかオーディションて出してないが、ことごとく一次審査で
落ちてるのでなんか勘違いしてしまいそうだ(笑)
ま、そこのスクールの人も読むかもしれないので若干消極的に書こうと
思うのだが、どのみち一個人の単なる感想であって誰それを批判するものでもないので、
そこんとこよろしゅう。
歌:3分。自己PR:3分。歌のあとに寸評をちょいともらえるという寸法。
時間帯が3つあってボクは一番遅い午後7時50分集合を選択(会社あるしな)
そこには12人くらいがいた。ということは二次審査全部で30数人という感じか。
中には名古屋から学校休んできてる子とかもいた。
その11人の内訳なのだが、人の曲のカバー(マライヤ、カーペンターズ、キャロル・キング)
3人、ピアノ1人、弾き語り4人くらい、オケ+エレキのダミー:オレ1人、あとはオケのみという感じ。
ここにはスクールの生徒にまざって何人かのイントラもいる。
会場では「××先生とか呼ぶのなしだよ、みんな同じ立場だから」とか言われる。
なんか現実を見た感じ。
イントラの中でも一次通ってない人とかいるのだろうか。なんかいそうだ。
ボクは2番目。全員を見終わる前に気づいたのだが、自己PRはやりすぎだったのだろうか。
結構みんなあっさりしてるというかでかいこと言わないというか、あれでいいのかも。
オレでっかいこと言ったよなぁ。ここじゃいえねぇけど(笑)
恥ずかしいかも。ま、いいかも。
曲は歌い慣れてるし、Please Place Me。
いつものライブのような感じでギター(アンプなし)付きで歌った。
寸評は、はっきり覚えてないのだが(こんな機会滅多にないんだから一言一句覚えておかんとな)
「Aメロ、Bメロはわざと抑えてたの?それとも....」
内心((わざと))と言いたかったが、どっちみち答えは一緒だ。
こういう問いには必ずといっていいほど「あ、そう。分からなくもないけどちょっと弱いかな」
とかそういう答えが見える。なのであえて、いや単純に出てなかったのだ、のように返す。
後は、「欲を言えば、メロディ....アレンジ...」と曲のことも言われるが、楽観的に考えれば何度も年を押した東芝EMIの人の「欲を言えばだけどね」は、「まとまってるし、割といい曲だと思う。 ただ、もう1つこう何かインパクトというか個性というか」な何かが足りないのだ、といいたい
のだろうと勝手に解釈。つまり「悪くないよ」なのだ。そういうことにしておこう(笑)
せめていい風に考えないとな。ふふ。
見たところなんとなくスローな曲が多かったように思う。今、そういう傾向なのかなぁ。
一番厳しい現実を見たのはあるイントラの人のとき。
その人はカーペンターズを歌ったんだ。
オレは「おお、さすがうまいなー」とか思ってたんだが、ポニーキャニオンの女の人の
寸評が...以下想像しろ。
2, 3述べたあとおもむろに
「ボイトレ(ボイストレーニングらしい)やってどれくらい?」
イントラ「えぇと、3年くらいです」
「もうちょっとがんばって」
キーーーーーーーーーーン
オレ凍った。
痛いよ。まじ。
明らかにうまいよ。ホントうまいんだよ。生徒に教えてるんだし。もうちょっとがんばってって.....
いや、これは衝撃的だったね。
ホント生徒も先生もないんだな、これが現実だ、と思ったよ。
あと何度もこの人言ってたけどオリジナル(自分で作った曲)じゃないと厳しいって。
単なる歌い手さんは狙ってないってことかな。
昼ランチタイムにカラオケ30分やって練習したときのように100%は出せなかったけど、
ま、やるだけやったかなと。
オーディションて、イントラの人が言ってたけどレコード会社が何を求めてるか
わからんからってとこあるからね。
容姿?曲?表現力?詞?ステージング?雰囲気?
- 容姿いまいちでも曲がよくて歌うまけりゃいい
- なにはともあれ容姿、歌はいまいちでもいい、曲よけりゃ尚よし
- 容姿と歌。ステージングはこれからでいい
- 強烈な個性。曲。容姿は二の次
- とにかく曲と詞がよければよい
いろんな組み合わせがあって、レコード会社によっても「今はこういう人材が欲しい」とか
あるだろう。それは一般社会の雇用条件もきっと同じ。
だからそれが合致しないとどうにもならんわけだ。
レコード会社の意図なんてわからないからオレらはただ一生懸命やるだけだけどね。
分からないけど、二次をパスっていうのはよっぽどな気がするね。
そういう意味ではかなり難しいと思う。
でもいい経験した。
こういう場を与えてくれたことに感謝したい。
あ、そうだ。書き忘れた。
ポニーキャニオンの女の人が残りあと4人とかのへんで途中失礼、帰ってしまった!
きっと何時までとかいうアレがあったのだろう。
後の方の人はホントにかわいそうだと思う。自分だったらと思うときっついよな。
2つのレコード会社が見てたのが、ただ順番が遅かっただけで1つのレコード会社の評価しか
得られないんだよ。理不尽だよまさに。
でもこういうのも運命なのかも。
そんな気がちょっとはした。
あんまりひねりもなく真っ平らな文章だけどただ記録しておきたかったので許せ。
そうだ、せっかくだからネタを。といってもまた音楽ネタ。
年末年始の新曲の詞が完成。週末にスタジオ入って歌ってみます。
曲名は、
「slow park」
「letter」
「Shooting Fish」
「reboot」
公開したら感想でもきかせてね。では。
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