1.TWO OF US
ボーカルはが好み。
サビ?"run away home"というフレーズの部分の単音ギターフレーズの音量が
ほど大きいとベストなんだけど。
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2. DIG A PONY
終わり間際のドラムのフィルの音はのやつが好み。でもそう大差なし。
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3. ACROSS THE UNIVERSE
はバックに古い映画や8mmなんかの映像がぴったりくるような感じで好き。
の"Nothing's gonna change my world"の箇所のコーラスが荘厳で○。
ではバックになにもないので寂しい。
版では、
鳥のさえずりのようなSEから入るのだが、これの"Nothing's gonna..."の部分は
ヨーコのコーラスなのか、とにかくここの女性と他の人間のコーラスはしっくりこない。また、有名な話だがの回転数はさすがに早すぎ。
この曲はもっとゆったりめがグッド。
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4. I ME MINE
の右に定位されたアコギの単音フレーズがカッコいい。はやや小さい。
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5. LET IT BE
版、途中から入ってくるハイハットのディレイ具合が最高。間奏のギターの入り方、フレーズも一番カッコいい。
後半のスネアのアクセントも○。
は、"Let It be..."のフレーズの人間のコーラスは○。しかし33年も経ってなぜこのギターソロを選んだのか謎すぎ。
ギターソロは3バージョン中断然オリジナルのだ。というかこれなしでLET IT BEって言っちゃいかんでしょ、くらい。
あとも後半に行くにしたがって盛り上げようという意図は分かるが、に比べ、今一歩。
の"Let It be..."のフレーズの人間のコーラスは○。と同じだが、左から右へパンしていくという微妙な違いあり。
のハイハットは若干リバーブ深め。版にちょっと意図は近い。
のギターソロの定位(右)がいまいち。しかも音色もなんだかなーという感じ。
後半スネアのアクセントは版と同じ。
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6. I'VE GOT A FEELING
いきなり最初の方の"Oh year"のフレーズで版は複数の声がだぶっててなんだかダサイぞ。(ポールとジョンか?)
最後のポールとジョンのかけあいのようなフレーズは両方センターに定位されていて
いまいち。
では左右に振ってあっていい感じ。
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7. ONE AFTER 909
どっちも大してかわんないけどボーカルがより直線的って感じでの方がいいかな。
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8. THE LONG AND WINDING ROAD
これはネイキッド聴き始めていきなり「おお」と思った曲なんだけど、
改めて感想を。
まず、版だけど豪華なオーケストラが盛り上げる壮大なバラードになっている。"many times.."ってフレーズ(Bメロ?)のオーケストラの高揚感はたまらない。間奏も素晴らしい。
版はハイハットがでかいのか、なんか耳についてヤだ(リンゴに気使ったか!?)
"many times.."のフレーズはなんだか楽しげに聞こえる。
歌ってないところのピアノのフレーズとか間奏のオルガンとか○。
このへんはと大きく違うところ。
ただ、ビートルズのラストアルバム、ってことを考えるとそれまでなかったほどの
ドラマティックな仕上がりの版の方が個人的には好き。
も
分かるんだけどねぇ。
この曲はとの違いが誰でも分かるし、
どっちも「分かる分かる」という感じで、あとは好みかな。
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9. FOR YOU BLUE
とで右、左の楽器の定位がまったく逆。どんな意図?(笑)
定位抜きにして個人的にはに軍配。
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10. GET BACK
版はボーカルがだいぶ奥まって聞こえる。アクセントの決めの部分も弱い。
全体的に小さくまとまっちゃってる感じ。
とはどっちとは言えないかな。
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<まとめ>
評論家じゃないんで細かい違いはともかく、聴いた印象を好みで
解説してみました。
で、ボクなりに今世に出ている音源でLET IT BEを再編集するならってことで
以下考えてみました。
その名も「LET IT BE COMPLETE」!(笑)
曲順はオリジナルに敬意を表してみた(つーか曲順まで考えるの面倒だったので)
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LET IT BE COMPLETE
THE BEATLES
1. TWO OF US
2. DIG A PONY
3. ACROSS THE UNIVERSE
4. I ME MINE
5. LET IT BE
6. I'VE GOT A FEELING
7. ONE AFTER 909
8. THE LONG AND WINDING ROAD
9. FOR YOU BLUE
10. GET BACK
11. THE LONG AND WINDING ROAD (REPRISE)
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これのように編集したら今日からあなたもレッドポップ(なにがやねん)
生っぽい迫力というのか、NAKEDだけに最初はNAKEDがかなりいいと思ってたんだけど冷静に評価すると結局オリジナル(フィル・スペクター版)の方が気に入ってる曲多いことにちょっとびっくり。
今のテクノロジーを考えると(ほらリマスターとかいって音質よくなったりするじゃん)NAKEDがもっと圧倒的にいい評価になっててもいいはずなのに結果はそうでもない。
これからのスタンダードはNAKEDになるかも、なんてどっかの雑誌にあったけど
そうならないで欲しいなぁ。
なんだかんだ言ってフィル・スペクターの偉大さを感じました(つーかポール以外は
ソロになってから彼にプロデュース頼んでるし)
THE LONG AND WINDING ROADはどっちか1つに決められなかったです。
ま、評価は人それぞれなのであしからず。
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